空間移動の楽しみ

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寒波襲来で冷え込んだパリから一路日本へ。

JALの機内では思いがけない出会いがありました。



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ワインはルバイヤート甲州。 つきだしと一緒に。


偶然お隣に座られたのは、バルセロナ、サグラダファミリア教会の製作にもたずわさる彫刻家の方でした。






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今日は和食をいただきました。 こちらは前菜、8種の小鉢です。

長時間のフライトを快適に過ごせた大きな理由は、隣の方のお話が魅力にあふれていたこと。


スペインに31年お住まいで、現在九州と京都の大学の客員教授としてもご活躍。

ミロの晩年にご親交を持たれたこともあり、「どこかで石を彫ろうと思って」長い間外国に暮らし、

できた道を歩くよりも、一歩ずつ自分で道を作りながら行くほうがずっと楽しい、と。





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この日の便は、全クラス満席。

映画も見ました。「南極料理人」。 

食べることは、極限の中でも人を生かすことなのだとしみじみ感じました。




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到着前の食事は、好きなときに好きなものをいただけます。

ミネストローネとサンドイッチをお願いしました。




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成田から横浜へ。 寒いパリから着くと横浜の風はとても暖かく感じます。

家の近くのお寿司屋さんへ急ぎます。




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石鎚純吟という日本酒をいただきました。

1ヵ月半ぶりの日本酒は効きますね。




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つきだしとしていただいた「くわいの素揚げ」はホクホクとした食感で感激。




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ひらめの昆布締めのにぎり。


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キンメの炙り。 美味しくて後でもう一度いただきました。


ホタテと小エビのかき揚げや、いわしのなめろう、あんきもなどなど、日本初日はいくらでもおなかに入ります。





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歩いてすぐのバーへ移動。

ここは45年間白髪のマスターが守り続けている老舗で、祖母も生前は通っていました。



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IWハーパーの炭酸割りで乾杯!

マスターにモナリザの缶に入ったクッキーを渡したら、いつもの「き~!」という
喜びの雄たけびをあげて、「帰国祝いだよ」ともう1杯飲ませてくださいました。



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酔っ払ったのでいい加減に帰ろうと思ったら、うちのマンションの1階に新しく小料理屋さんが出来ていました。

ふらっと入ってみると、若い中国人のご夫婦と日本人の板前さんがニコニコ歓迎してくださって。


真夜中過ぎの、アジのお刺身。

飲んだのは確か焼酎ロックで。銘柄は記憶なし。


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北海道出身の板前さんがおまけで出してくださった イカのワタのスライス。

このほかに、イカさしや、角煮、モツ煮もいただき・・・




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最後は鮭のおにぎりを握っていただきました。


母が作ったおにぎりのような味わいで、満腹、ゆっくり眠れました。







機内で彫刻家のSさんに


「サグラダファミリア教会はいつ完成するのでしょうか?」とお聞きしたとき、



「物事にはね、そもそも完成はないんですよ」と。




「時は神が作り、時計は悪魔が作ったのです。」

「未来は誰の目にも見えません。幸いにも。」





パリから日本への1万キロの移動の中の魔法の言葉。


私を待っていたくれた横浜の風の優しさ。







3週間、きっといいことがたくさんある気がします。










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非公開コメント

No title

横浜かなり寒いと思うんですけど、パリはもっと寒いんすか?そして、帰国そうそういきなり楽しんでいますね。全然正しいです。それにしても、イカノわたのスライスは、かなり旨そうです。やっぱり、日本食最高でしょう?

初コメです。

ピノちゃん、おかえりなさい!
帰国早々、美味しそうなもの食べまくってますね! あのユニークな店名のお店にも行かれたんですね(笑)
彫刻家の方のお言葉も深いですね。
ピノちゃんの日本での3週間のご活躍を祈ってます。

いきなり☆

ピノちゃんこんばんはv-484

日本v-496に着く前に、もう素敵v-352な出会いがあったのですねv-354
前に一度TVで拝見したあの方かな。。。v-361

ピノちゃんと一緒に日本にも冬v-276が来たみたい、
今日は長いダウンコートを着ましたよv-411

目一杯の3週間、風邪v-400など引かれませんよに、
神戸からいっぱいいっぱい元気v-91を飛ばしv-198ますねーv-433

サグラダファミリア

ピノさん、長旅お疲れさまでした。
素敵な方のお話により、きっとまたピノさんの心がキラリと光っていることでしょうね。
私はずっと、「サグラダファミリア」を生きているうちにこの目でみたいと思っていましたが
4月にその夢をかなえることができました。
いわゆる教会というものとは全くかけ離れたその姿に、驚嘆と喜びの声をあげてしまいました。
以前、今もなお続くサグラダファミリアの製作に、日本人の方が携わっておられると聞き
なんだかものすごく嬉しくて「やるやん、日本人!」と思い感動したことがありますが
まさか、その方とピノさんがお話されたなんて、読みながら一人で興奮してしまいました。
その方のおっしゃった「完成はないんですよ。」というお言葉、サグラダファミリアを思い出しながら
なんだかおっしゃっていることが、分かる様な気がしました。
「時は神が作り、時計は悪魔が作ったのです。未来は誰の目にも見えません。幸いにも。」
というお言葉・・・深いですね。

日本でさっそく美味しい冬の味覚を楽しんでいらっしゃいますね!
美味しいものでたくさんパワーを溜めて、今回の日本での滞在もすべてピノさんにとって
意味のある、素晴らしいものにされてくださいね。
また日本でのCEPAGEの様子も楽しみにしていますね。





いきなり飛ばしてます

☆てきとーさま

ただいま!パリはもっともっと寒くて、どうやら昨日は雪が降ったようです。でも家の中の温度管理はパリのほうが優れています。
横浜では暖房、コタツ、電気毛布をセットしました。

イカのワタの醤油漬けスライス、あまりの美味しさに椅子から落ちそうでした。遅くまで営業しているので、これからシメはここのお店になると思います。


ようこそ。

☆よしこさま

いいHNを見つけましたね、さすがです。
ええ、お店の名前、面白いですよね。福建省のご主人の苗字なんだそうです。すごーく感じのいい、来日17年目の若いご夫婦がオーナーで、板さんも素晴らしい腕です。

彫刻家の方とのお話、とっても貴重でした。
搭乗して私が重たい荷物を持っていて、上の棚に上げるのを手伝っていただいた時から、神々しい方だなと思っていました。
ワインを飲み始めた時にご挨拶、雑談が始って本当に楽しかったです。縁は大切ですよね。


テレビ出演

☆小鞠ちゃん

テレビですか、おそらくそうだと思います。
サグラダファミリアには、今、300人ぐらいの方が働いているそうですが、この方が日本を代表する方なのだと思います。
3月にはニューヨークにも飛ばれるとおっしゃってました。

福岡のご出身ですが、気仙沼の親善大使もなさっておられ、
私の母の入院先石巻と近いので三陸の話でも盛り上がりました。

CAVAもお詳しくていろいろ教えていただきました。
小鞠ちゃんといつか一緒にスペイン旅行に行けたら、この方を
訪ねていきましょうー!



言葉の重み

☆Y子ちゃん

サグラダファミリア、驚きますよね。私が最初に見たのは1992年だったので、かなり昔になります。
この方は確か1978年ごろからバルセロナにおられます。

食事をゆっくりいただきながら、感銘を受けるたびに、ワインの酔いで忘れてしまわないように失礼ながら、メモを取りたい、取りたい、と思い続け、食事が終わって映画が始まるために照明が落ちる前に「教えていただいたことを書いておいてもよろしいでしょうか」と
うかがって、一気に手帳に書き留めました。

それでも到底書ききれないほど、真実の言葉がたくさんありました。

「これから石を見たら、手を金槌で怪我をしながらも大昔に彫った人がいることをぜひ思い出してください」とおっしゃってました。

石と対話することが彫刻の一歩なのだそうです。
石の声を聞かずに無理に刃物を入れるとその一撃で割れてしまう。

パリに帰ったら、続きをお話しますね。



お帰りなさい!

既にご帰国ですね。
機内での素晴らしい出逢いは、きっと【時の神様】からの贈り物ですね。
物事にはそもそも完成など無い、というお言葉。
本当にそうですね。
より良いものを目指し続ける道の途中、常にそんな気持ちで進んでいこう、と思います。
私は週末に戻ります。間もなくお会いできるのを楽しみにしています。

響いた言葉

さっそくのUP待ってました。
日本帰国お疲れ様。移動の時間の人と食との出会いも堪能しているMihoちゃんはさすが!
サグラ ダ ファミリア は大好きなモニュメント。
大学生のときに訪れて そのあと2回ぐらい足を運べるチャンスに恵まれて
そのたびに 空に伸びていく教会の「展開」に胸を躍らせました。
その彫刻を携わる方との出会いは素敵!!!


「時は神が作り、時計は悪魔が作ったのです。」

「未来は誰の目にも見えません。幸いにも。」


とても印象に残る言葉です。
与えられた時間をいつくしみ 時計を気にしないで夢中になれる時って
確かに自分は幸せであることのほうが多いと ふと思いました。


どこまで行っても「完成」というゴールがない・・・
「完成」を示してくれる物差しもないもんね。
限りなく「完成」に近い状態にしようとがんばることが大切なのよね。

出会い

☆mother-of-pearlさん

同じ機内に居ても、隣にならなければお話をする機会もなかった方なのに、12時間勉強をさせていただきました。

ソクラテスやゲーテの言葉も引用して、「なぜ彫刻なのか」「なぜワインなのか」の職業観、人生観を教えていただきゆっくりとかみしめました。

最後に成田でおまじないのように「きっと大丈夫、ずっと大丈夫ですよ」とおっしゃって神様のような方は手を振って去って行かれました。

今回は最終日にお会いできますね。早くお会いしたいです。

展開

☆りこちゃん

そろそろ機上の人でしょうか。
バルセロナ、りこちゃんも大好きな場所だものね。

本当に空へ、未来へ展開する歴史の尖塔。

もう一度、今、見てみたいと思いました。
今度一緒に週末、ふたりでバルセロナ旅行に行こうか。

「好きなことを仕事にする」幸せ、時間に追われいっぱいいっぱいになるとトゲトゲして忘れがちだけど、大事なことだよね。

明日から始まるノエルのレッスンが、ものすーく楽しみになってきました。3時間、燃焼して頑張ります。

No title

>うちのマンションの1階に新しく小料理屋さんが




そんなデンジャーなことがあってもいいのでしょうか?(笑)



先日、とある哲学関係の書籍を読んでいたのですが、「時間」というのは未だに科学ではなく哲学の領域なのだとあらためて知って、ちょっと感動しました。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

デンジャラスゾーン

☆せいじさん

うちの下の料理屋さん・・・

ご指摘どおり、危険なのです。鍵をバッグから探していると魅力的な看板が目に入り、ついつい昨日も寄ってしまいました。

中国人の奥様が美しい日本語で、注文のたびに実に心地よく「はい、ありがとうございます!」と受けこたえなさっておられるのですが、接客のお手本です。

時間は科学ではなく哲学の概念ですか。なるほどー。

せいじさんともいつかサシで飲むことが実現したら、私は酔っている場合ではなくて、記憶したいことだらけでしょうね。
「チームせいじ」のdmさんジャージを着て深く教えてください!






予知夢

☆鍵コメ Eちゃん

驚きました。そのとおりです、その方です。
満席の機内に乗り込んだ時に、座席番号を探すまでもなく、そこの2席がなぜか金色に見えました。

お隣の方に話しかける時、相手の方がそっとしておいて欲しいのか、いつも少し空気を考えてからご挨拶申し上げるのですが、このときはごく自然に気がついたらお話していました。

Eちゃんが私のことを夢で見てくださったなんて、とっても嬉しい。
夢の中で、悲しい表情で居ないように元気に頑張ります!
ありがとう。

次は春にきっとお会いできますね。ベベちゃんも可愛い盛りでしょう。寒いから風邪をひかせないようにね。

No title

ブログを読ませていただきありがとうございます。
来年も良い年になりますように。

ありがとうございます。

☆ペンタブとの出会いさま

こちらこそ、お読みいただきありがとうございます。

素敵な年をお迎えくださいませ。

お腹グー!

おー!8種の前菜!!!
私も鶴マルに乗換えようかなー!!!
お鮨の写真うますぎ!(私なんて、昨日は例の盛り付けが雑なすし屋だったのにさっ!!!プンプン!)
ハー!私も思いっきり日本へ帰りたくなりましたぞえ!
(次回こそ絶対ピノちゃんと同じタイミングで帰国して絶品御鮨屋さんへ連れていってもらうわ!v-42

おすすめ!

☆ミヌちゃん

この8種の前菜、今までいただいた機内食の中で一番素晴らしかったと思います。味に工夫があって美味しかったわ。
JALかエアフラにしか乗らないので、他を知らないのですが機内食って重要だよね。ここでワインをしっかり飲めばぐっすり眠れるし。

次回、春の帰国はタイミング合わせようよ。
横浜はイイわよ。ミヌちゃんが感涙するであろうお寿司屋さん、たくさんありまーす。

Barcelonaと聞けば・・・

ご無沙汰しております。
PCを変えてから、しばらくお邪魔してなかったので、一気見です。

この彫刻家の方、かの有名なSさんですね。
違いの分かる男としてCMにも出演されてたはず。
(スペインのニュースでサグラダファミリア観光をする日本人にインタビューしてた時に知りました)
このCMが放送された年、飛躍的に日本人観光客が増えたんですよ。
奥様はピアニストですよね。

あ~、私もバルセロナに里帰りしたいなぁ。サグラダファミリアの進捗も見てみたいし。
ちなみに、2~3年前のスペインの新聞"EL PAIS"の試算によると、
サグラダファミリア、2026年くらいに完成予定だとか・・・!?
もし生きてる間に完成を見れるなら、見てみたいですね。

それにしても、隣の席になるなんて素敵な偶然ですね。
ロンドン-成田間の飛行機に乗る時は「誰かに会わないかなぁ~」と見てるんですが、
素敵な偶然はなかなかないですねぇ。

P.S. 私も機内で同じ甲州ワイン、飲みましたよ!!

違いのわかる男

☆のりちゃん

ロンドンからいらっしゃいませ。
そうです、Sさんね、奥様はピアニスト。
ワタシ、ぜんぜん存知あげなかったのね、ブログに書いて、日本やパリでみんなに「すごい人の隣に乗ったね」って言われて、
慌ててグーグルで検索してびっくりしました。

確かにオーラに包まれておられました。隣に神様が座っているような、不思議な気持ちになった12時間。
成田でお別れする時も、帽子をちょっと持ち上げて、「では!」って
かっこよかったですよ。

いつかバルセロナか、パリか、気仙沼(親善大使なのだそうです)で
カヴァを一緒に飲みましょう、とお約束をしたのです。
そのときは、のりちゃんも参戦してください♪

サグラダファミリアのお話、たくさんお聞きしましょうー!

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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