心に砥石をかける時

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関内馬車道からみなとみらいの観覧車が見える場所に静かに存在する名店、北。

年の瀬の喧騒を感じないほど、ここにはゆったりした時間が流れています。



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華やかなお花の出迎えで、贅沢な時間のスタート。

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本日は「みやびな食通」Sさんとご一緒です。

まずはビールで乾杯!

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お通しは 酢ダコと、かずのこ昆布。

かずのこ以上にかずのこ昆布が好きな私。白夜・極寒のアンカレッジを思い出します。


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お造り盛り合わせ。 サバはあくまでも軽くしめてあり、口の中でとろけます。

今日も大将のおまかせコースでいただきます。



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甘み充分な松葉ガニ。 殻から身を外し綺麗に整列しています。

仕込の大変さについてお尋ねすると若い大将が熱心に、

「1人前用意するのに、最初は時間がかかって。
でもお客様があっという間に召しあがって喜んでくださるのを見て、
召しあがるのにかかる時間よりも、早く仕込めるようになりたい、と燃えました。」



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そろそろ日本酒に。



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鯛の皮がパリパリに焼けていることも、大根おろしを粗く削って楽しめることも、職人の気配り。



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カワハギの肝あえ。 生わさびの香りが杯をすすめます。



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自家製のからすみ。今日はお酒をゆっくりいただこうと心に誓っていても、とまりません。


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ここから握りをいただきます。


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赤色がくっきり、端正な海老。


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アナゴはもちろんふわふわです。 のせるお皿の色合いで美味しさは一層引き立ちます。

こちらのお店は器も焼き物、漆器、そしてグラスも全て若いおかみさんの趣味で揃えておられ、
上品で手に持った感じが実にしっくりきます。



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真っ白な布巾を敷いた木の箱の中から美味しそうなトロのさくがその都度取りだされ、
切りつけも、そして表面に細かい包丁を入れて握ってくださるのも、シャリとの一体感を考慮してのお仕事なのだそうです。



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生クリームのようにまろやかなウニ。大好物です。



28日まで通常営業、そのあとは15個だけ限定販売のおせちを作るために徹夜が続くということ。

ご主人の笑顔の語りは終始謙虚。 






「食べに行く」ことは、お芝居を見ること、音楽を聴くことにも似ています。


胃袋だけではなく、気持ちを満たし、またそこに座りたいと思わせるプロの技。




フランスや日本で、今年いただいた記憶に残る一皿は数え切れないほど。

それが「幸せの原点」。






人生の味がよく染み込むように、

来年も心の包丁を研ぎ続けたいと思います。







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美味しそうですぅ。。。

ピノちゃんこんばんはv-483

一昨日昨日と、素敵な時間を本当にありがとうございましたv-435
お忙しい時間を随分たくさん独占させて頂いて、夢見心地でございましたv-10

器や盛り付けに心v-351がこもった素敵v-352なお寿司屋さんv-377ですねv-339
からすみって関西ではあまり頂かないので、こんな風にスライスしてあるの
食べてみたいですv-411

今度は私v-16が横浜へ押し掛けv-29たいと思います、
その節はどうぞ宜しくお願い致しますv-398

研ぎ澄まされた潔さ

すべての感性を研ぎ澄まし、美しい笑顔を添え、出逢った人すべてを元気づける
・・・・・そんな奇跡のような素敵な人に、今年は巡り合えました。

食べることを音楽やお芝居に例えていらっしゃいますが、本当にその通りですね。
そして、私には、ピノちゃんとの会話がまるで交響詩のようだ、と思っています。
固定した形のある交響曲ではなく、大好きなフランスの作曲家ドビュッシーの
ような・・・・美しく流れ続けるきらめきの連続でした。・・・すごいよね、本当に♪

これからも、お会いする度に見せて頂く新しいピノちゃんとの再会が楽しみです。

本当に、たくさんの素敵な時間をありがとう!!

こちらにも。

☆小鞠ちゃん

こちらこそ、本当にありがとうございました。

神戸の名店、横浜の名店、共通点は丁寧な仕事と笑顔ですね。

ぜひこのお店にもいつの日かご一緒できたらと思います。

からすみは日本酒が進みますね、危険です♪


勉強させていただきました。

☆mother-of-pearlさん

過分なお言葉をいただき恐縮です。

今年、mother-of-pearlさんとご一緒させていただいた大切な時間は、ぶれた心を修正し、また固め直していくような再生にも似たひとときでした。

耳からいただく「言葉」だけでなく、身のこなしや気配りを「見る」チャンスを与えて下さったことは何よりも実践的な勉強の場でした。

どの場でも、空気に溶け込んで目立つことなく印象的な光を放つ。
経験から来る存在感のお手本でした。ありがとうございました。


プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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