冬時間になる前に

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フレンチと和食の融合、そこに寄りそうワイン。


成熟した大人のための贅沢な食空間、横浜関内・ぶらん。


パリは吐く息が白くなる季節。 横浜の冬はまだまだ遠し。


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半年ぶりに座らせていただく黒塗りのカウンター。

食通Sさんが、なっちゃんと私を招待してくださいました。



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「美味礼賛」コースをいただきます。


前菜の盛り合わせから。

つやつやの花豆、エビ、パテ、バジル揚げパンなど、洋風の繊細に作りこまれたおせち料理のよう。



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ワインはお料理に合わせてお任せでお願いしました。

シャンパーニュのあとは、甲州のアルガーノ・ボスケ。

続いて、ジュラのシャルドネ、ロワールのサンセール・・・



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さっぱりマリネされたイサキのお刺身の上には、小さな小さな三浦大根。


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カニの足のパイ。

添えられた蕪、まろやかなソース、パイのサクサクとした焼き上がり。



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アルザスの好きな作り手、マルセル・ダイスのリースリング、そしてピノグリも。


いつもは控えめに飲むなっちゃんも、この日はいろいろと楽しんでいました。


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平たいパスタのポモドーロ。 パルメザンがたっぷりと粉雪のように。



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皮がパリパリに香ばしく焼けた黒ムツのポワレは、春菊のソースで。


赤いお皿で温かみと食欲をさらに向上させる勢い。


グロ家のオー・コートドニュイのシャルドネや、シャサーニュ・モンラッシェで比類なき調和を楽しみます。




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赤ワインをいただき始める頃には、ほどよく酔いも回ってきます。


ブルゴーニュのショレイ・レ・ボーヌ2004年は、軽い飲み心地ながら酸のまとまり良く。



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丁寧に下処理され、ロゼ色に焼かれた鴨の下には黄色のズッキーニ。



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2005年のアンリ・リシャールのジュヴレ・シャンベルタン。


料理の流れ、サービスのタイミング、合わせて下さるワインの状態に驚かされ続け。



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店内は1晩、9席のカウンターのみ。

常に連日満席で、この日は私たちの他には3組のカップルがゆったりとお食事をなさっておられました。


皆さんがお帰りになった後で、本田シェフの近況や3歳で初めて渡仏した時の思い出など、あれこれお話を伺いました。



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山梨の無農薬新米に、生姜の佃煮を少々。 

京都の赤だしのお味噌汁には旨味濃厚なお豆腐。



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カクテルグラスに盛り込まれたタルトタタン。


キャラメリゼされたリンゴを、香りの濃い野生のミントが引き立てます。



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最後は、ほうじ茶に炒り大豆にザラメをまぶしたお茶受け。






30代半ばの若いシェフが、ひときわ丁寧に包丁を動かし、器を手渡す静かなステージ。







極上のサービスを受けながら、ワイングラスを持つ手が熱くなりました。


また自分も発信者に戻るべく。







濁りのない仕事を見せていただき、気持ちのストーブに新たな薪をくべた夜。



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大人だけに許された空間

全てが美しい空間ですね。
黒塗りのカウンター。もうその響きだけでドキドキします。

厳選された食材を、心とセンスをこめて創り上げているのですね。
ワインのボトルのラベルも、どれも本当に美しいですね。
(訳あって、しばらく禁酒状態の私は、写真だけで酔いそう・・・・うそ)

パリは既に冷たい風が吹き始めている頃なのですね。
温かい笑顔を待ち焦がれている人たちのためにも、
美味しく召し上がり、体調を整え、心の舵を西に向け始めてくださいね。

No title

ビノさん

パリの朝は暗くて寒くて気持も落ち込んでしまいますが
今日のビノさんのブログを見たらエネルギーが湧いてきました。


このカニ足のパイ、、、どうしても食べてみたい!!!

来年、日本に行くときにはこのお店にぜったいに行きます。
お店はもうサイトでチェク済み、住所もひかえました。
あとは日本行きの飛行機とレストランの予約をするだけ。うーん、がんばるぞ!

元気そうで本当に嬉しいです。
ビノさんのお帰りを待ってます!






きらきら。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆

ピノちゃんこんばんはv-483

極上のお料理v-271と極上のワインv-272
そして極上の時間v-339

羨ましくって溜息v-355

この素適v-352な時間がピノちゃんの元気v-91の素ですね、
そして私達にはピノちゃんの笑顔v-411が元気v-91の素でございます。

素晴らしすぎ!

これは日本ならではのクォリティーの高さではないでしょうか。もうため息と共に拝見しました。いつか行ってみたい。
みほさんの秋冬セパージュに向け、インスピレーション一杯の日本ステイですね。

夢のようなディナー、ご一緒させていただいたような気持ちです。ごちそうさまでした!

ぶらん

ぶらん!

良いよね(≧∇≦)

ってピノちゃんのブログでしか行ったことないけど(^。^;)

この品数
素材の種類
プレゼンテーション
人気なのもわかります

もちろん
お味も秀逸なのでしょうね♪

そしてワイン
シャンパンをボトルで飲み続けたい私も

こんなに多種多様に
しかも素晴らしきワインばかり

とくれば
色々トライしたいよね

お仕事
発信する側
発信される側

ふたつの立場があると思う

発信される側にならないとわからない事もあるかもしるない

だから
今はもう少し我慢で
される側の視点で
色々吸収しちゃおうゼ(^_^)v


学生時代の方が遊んでいて
就職して商業施設のプランナーになった
そうするとオープニングレセプション
とかね
そーゆーのは行けたりしたけど
そんなのは生きた現場ではない

だからされる側
の立場大事だと思う

ハヤル気持ちわかります
リーデルの時とかもね

まっ
在るべき場所にピノちゃんは戻るから

だって秋をイメージできたんだからo(^-^)o

冬だって春だって
仕事だって。。。。。。

イエイ♪(^∀^)ノ

(勝手に激励でした)

心の舵とり

☆mother-of-pearl さん

素敵な言葉をいつもありがとうございます。
長い滞在になった今回、あらためて地元の名店に座る喜びを感じています。

半年前に初めてお邪魔した時にもお任せでだしていただいたワインが素晴らしく、今回も最高の贅沢でした。

カウンターに立つシェフの手元がちょうど見える位置に座らせていただけたのですが、包丁さばきも盛り付けも実に端正。mother-of-pearl さんも、お好きな眺めだと確信しています。

少しずつ西に舵を向け、病の恐れを払拭しながら助走準備をしております。
来週お会いし時には、背中をポンと押してください。

カニ足

☆洋ネコちゃん

ここはご一緒した関内の一角、細い道にあります。週末よりも木曜日ぐらいが予約は取りやすいと伺いました。何か月前からという予約ルールは無いので、帰国日程が決まり次第御予約すれば大丈夫だと思う。

カニ足のパイはびっくりよ。カニそのものの旨味もそうだし、あの形状のパイ、ソース、凄い!

夜のコースは3通りで、電話予約した時に「苦手なモノ」とか「希望」とか聞いてくださるの。
メニューの内容は食材の旬で変わっていくと思う。

来週、元の病院で次の治療計画を相談して、パリ行きの飛行機の予約をします。
早くみんなに会いたいなぁー!

特別な場所

☆小鞠ちゃん

「大人の隠れ家」と称して軽いお店はずいぶんありますが、ここは俗っぽさの微塵も無いなんともシックな空間です。

小鞠ちゃんにお連れいただいたワインバーもそうでしたね。またあのお店にも伺いたい。

お料理もワインも、次はどんなものが?という期待感をさらに200%上乗せするようなものを
目の前に出していただけるので、満足の度合いに際限なしです。

おっしゃるとおり

☆LazyElephantさん

日本ならではのクオリティ、そうだと思います。これはフランスでも諸外国でも真似できない。
野菜は、シェフのお身内の方々が地方でもっておられる畑のものも使用しており、シェフもお休みの日に収穫に直接出向いているそうです。

驚くべきことは、ワインのセレクト。ボトルのリストも魅力的過ぎるセレクトですが、グラスでお任せでここまで見事なのは、東京でも横浜でも、ここしか知りません。

絶賛すべきお店は、極論「食べに行く」だけになる可能性がありますが、ここはヨコハマのさじ加減、シェフの物腰のバランスでゆったり時間を過ごして、気が付けば満腹という自然さ。

こうしているうちにも、もう一度行きたくなってきました。

激励ありがとう。

☆ chanel ちゃん

ありがとう、「在るべき場所」ね、そうだね。

手術前に9月の仕事を全部キャンセルした時、今まで味わったことのない喪失感を感じて、
お店のシャッターを固く閉じたようでこれを持ち上げる日が果たしてくるのか、って思ったの。

でも、風通し良くワインと遠ざからない生活を続けて来て、やっぱり私はワインと食で生きたいと強く思った。


そういう想いにさせてくれる場所へ、みんなが導いてくれてるおかげです。


あさって、ひと段落したら次もすみやかに通院して、散らかった頭をひとまとめにして、
11月、12月の企画を立ち上げる。

「ぶらん」、 chanel ちゃんを私が連れていく約束も忘れてないから。待ってて。
プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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