お皿が奏でる調べ

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モンマルトルの麓、京都の伝統を21世紀に変換する熱いお店に伺ってきました。


黒とガラスのエントランスから、白衣の料理人が盛り箸を動かす姿が見えます。

期待と一緒にドアを押した土曜日の19時。



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「枝魯枝魯」、ギロギロという音の響きも面白い店名。

お食事は月替わりのコース1本。 


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小さなワインリストの他にある、特別に大きなリスト。

注文が入ると、ボトルを消していくのでしょう。在庫が明確。


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箸袋やお箸置きもすべて和風。お箸もとても使いやすい上質なもの。


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Iさんを挟んで、理子ちゃんとワタシ、不思議トリオでカンパイ!

予約が取れない人気店。Iさんのおかげで、初めてこのお店に伺うことができました。



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Iさんが選んでくださったのは、今年の干支にちなんでウサギちゃんのラベルが可愛いマコンのシャルドネ。

香り穏やか、料理の素材をひき立てる適度なコクと余韻。気風の良い舞妓さんのようなキレもあり。



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陽気な南アフリカの小鉢に盛り込まれたのは、「ウナギの白焼きの小さなお寿司」

ガリの代わりにラディッシュが爽やか。



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続いて、塗りの角皿には全てひとひねりある「先付け6種」。

ピンクに染められた大根が桜の花びら型に散っています。


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お水のグラスも雅なアート。


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「温製の牡蠣」はセップ茸の風味。


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偶然にカウンターで横並びになった、Iさんのお知り合いご夫妻から有り難いおすそわけ。

2003年のマコン。熟成感のあるリッチな口当たり。灼熱の年を越えたたくましい味わい。



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江戸時代の骨董のお椀でいただくのは、


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「白味噌仕立ての唐揚げ鯉こく」

まろやかな甘酒をいただいているような、滋味深さ。


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「豚の角煮と菜の花、もやし」を温泉卵に絡めて。スタミナが付きそうです。


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江戸切子の小鉢に入った「赤ピーマンのシャーベット」。



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日本酒に切り替えて、「獺祭」をいただきます。

ワイングラスでいただく透明なコメの酒の味わいは、切れ長の目元のべっぴんさん。



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 〆のご飯ものは「鯖のお茶漬け」。 おだしとわさびが箸の動きを速めます。



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コースと別枠で、Iさんが特別注文してくださった「フォアグラのお寿司」。


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カウンターが厨房をぐるりと囲むように配置されたこのお店。

焼き場も板場も洗い場も予約の電話も、調理人、給仕の皆さん全員がすべてを守備し、目を行き届かせています。

手が空いた瞬間にグラスを磨き、カウンター越しにお客様へ言葉をかけ。



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デザートは「変わりチョコレート5種」。料理人5人が、1品ずつ考案。

菜の花のチョコや、生ハムがカリカリに揚げてトッピングされたものも。


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西陣織のコースターにお別れを告げて、2時間の食の新体験は終了。



お琴の曲やぽっくりの響きとは違っても

食材が自由に変化していく音色を、五感で味わう究極の舞台。




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帰路のメトロで考えました。


もっともっと笑って、楽しんで働こう。







日の出ずる国の人々が西欧と添い遂げて,新しい光を発信している巴里。



同胞人の輝きを間接照明のように柔らかく感じた週末。








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No title

ここのお店、ぜひ一度訪れてみたかったのです!!!
なので今回の記事には興味津々♪
さすが和とモダンが紡ぎだす素晴らしいお皿たち
どんな味なのだろうと考えるだけでワクワクしますわ~
特にフォアグラのお寿司って???
いつかMさんと一緒に行けることを祈って・・・

おっ♪

行くって言ってたね~

不思議な(?)組み合わせ(笑)トリオで行ってきたんだね( ´艸`)

写真からこのお店がパリでケンカ売ってる(意気揚揚的な?)とでもいいましょうか
挑戦をしている
って姿勢が伝わってきます

イイもの感じ取って感化されたみたいだね

ピノちゃんの文章がどんどん文学的になっていって素敵о(ж>▽<)y ☆

パリと日本でo(^-^)o

ピノちゃんこんばんはv-483

“獺祭”先日私も頂きましたv-305
遠く離れた所で同じお酒を飲んでいる偶然がちょっと嬉しいですv-398

フォアグラのお寿司v-377はどんなお味だったのでしょうv-361
とっても気になりますv-411


偶然

mihoさん

何を見てもおいしそうでうらやましい。
年女の私、兎の絵が書かれたwineがとってもとっても気になりました。

それから...先週の金曜日
私も渋谷で「獺祭」飲んでいました。

wineも好きだけど日本酒も大好き。
彼のリクエストで選んだ『獺祭』
美味しいものには美味しいお酒
というわけで、帰るころには二人ともヘベレケ
キューーーばったんと夢の中へ...

今日の東京
午前中は大雪でした。
午後になってやっと晴れてきましたが...
早く春になってほしいですね

kao

ピノミホさん
お料理と器の取り合わせが素敵なお店ですね!
南アフリカの小鉢にお寿司がぴったりはまってます。

こんなグラスでお水を飲んだら、お酒かと思いそうです~♪
江戸切り子の色味と形もいい感じです。

またまた行ってみたいお店が増えました。

フォアグラ寿司

☆マダムK さま

開店当初から話題のお店、カウンターだけで19時と21時半の2回転営業で連日満席なのだそうです。それも納得、お献立の面白さもお味の確かさも、サービスの生き生きとした心地よさも素晴らしかったです。

フォアグラのお寿司は、粉をつけてポワレした生フォアグラにまろやかなソースを絡めて、小ぶりに握ったもの。以前、パリに「SHOZAN」というお酒屋さん系列の和食屋さんがあった時に
キャビア寿司がヒットしていましたが、フォアグラも美味しい!と感じました。

きっとマダムもこちらのお店、ワインが進むと思います。いつかご一緒できますように。

モダン懐石

☆chanelちゃん

いいでしょ、不思議トリオ♪ 最近の部活動のような大人の集会なの。

おっしゃるとおり、クラシックな和食から少しだけ飛んで、今の日本の文化をお皿に表現しているようなミックス感覚が面白い。

他の和食屋さんとの違いはゲストがほぼフランス人である、ということかしら。

東京・横浜と同じようにパリにも行きたいお店がたくさんありすぎます。

嬉しい偶然

☆ 小鞠 ちゃん

「獺祭」、お飲みになっていたんですね。私たちも美味しくいただきましたよ。
時差も距離もあるけど、同じものを美味しく感じるチカラ、良いですね。

フォアグラ寿司はカリッと焼けた表面、中はふんわり、おだしもコックリからまっていました。



東京の雪

☆ KAO さん

こちらでも嬉しい偶然が起きていたようで♪ 渋谷で獺祭ですか。お食事はどんなものを召し上がっていたのかしら。

ここではIさんが選んでくださったのです。獺祭がここまで大人気になる前からこのお酒がお好きだったとおっしゃってました。
私は日本酒経験は多くないのですが、最近3年間ぐらい、日本でよくいただいてます。

桃の節句も過ぎたのに、東京は大雪?うーん、まだまだ春は遠いということでしょうか。
桜の開花が待ち遠しいですね。パリもまぶしい日射しですが、気温は低いです。
今日もキーンと冷えてました。

同伴で。

☆ likisuke ちゃん

器にも「遊び」があって、盛り込む料理人の皆さんの個性も光っていて、スタッフ全員が劇団員みたいなお店でした。

食べることに集中もできるし、自分が座っている場所からエキサイティングな眺めを味わうこともアリ。

横浜の「おこしやす」京都も良かったし、パリの京都もニギヤカで最高。
いつかホントの京都にも likisuke ちゃんと一緒に行きたいわ。修学旅行気分で行きますか、
新横浜から新幹線で。

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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