壁の無い道 ~ベルリンマラソン応援記 其の弐

DSC09627_20110930213522.jpg

2011年9月25日快晴の日曜日。 

世界5大レースのひとつ、ベルリンマラソンが午前9時にスタート。


ブランデンブルク門に向かって遠く愛しい人に叫び続ける女神像。






DSC09541.jpg

ホテルから徒歩でスタート地点へ。

ティーアガルテンに立つジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)の前で朝から絶好調の記念撮影。


DSC09549_20110930213522.jpg

スタート地点で選手の皆さんとお別れです。

理子ちゃんのウエストポーチの中には伊勢神宮のお守りとみかにゃん人形。

腕の数字は、私が待つ地点。


DSC09897_20110930214719.jpg

パリマラソンと同じように、ベルリンも7箇所に立とうと決めました。

メトロの地図を暗記して、乗り換えポイントを確認。何度も頭の中で駅の名前を復唱。

ロス無く動いて、すべての地点で理子ちゃんの手に触る。




DSC09558.jpg

9時の号砲の前に動けるところまで動いておく。 最初の応援ポイントは7キロ地点。

スタート地点から中央駅方向に移動して、次の15キロ地点へのUバーンの入り口もチェック。



DSC09560.jpg

フランス人女性の平均的体格と同じ私も、ドイツ人の中に入れば小柄。

沿道で目立つための策は、トリコロールのアフロ。


さっそく、フランス・リヨンからご主人の応援に来たというマダムと仲良しに。


DSC09564.jpg

マダムが持っていたご主人の過去のデータ。

「うちの夫は6時間狙いなの。あなたが応援する人は?え、そんなに早いなら移動も全力ね」



DSC09574_20110930213521.jpg


スタートから20分後、先頭集団が驚異的な速さで目の前を通過。

この中に、この日、世界記録を打ち立てたケニアのマカウさんも。


DSC09582_20110930215840.jpg


Kevinさんと理子ちゃんを見つけ、すぐに2回乗換えで15キロ地点へ。

DSC09580_20110930232109.jpg

用意したメモで、予想と実測タイムを比較しながら。



DSC09581.jpg

大きく道がカーブした目立つ場所で、音楽に乗って踊りながら待機。

ここでもニッコリ、タフにKevinさんと理子ちゃんはまだまだ余裕の笑顔で通過。


DSC09585_20110930215840.jpg

次は21キロ地点。そして、27キロ地点。

ベルリンの地下鉄は地上を走るSバーン15路線と地下のUバーン10路線。

階段はすべて3段飛びで駆け上がり、地上への出口では勘を頼りにダッシュ。





DSC09588.jpg

今回のコースで、一番スタート・ゴールから遠い27キロ地点の駅。

料金ゾーンも違います。 理子ちゃんを見つけ、100mほど沿道を伴走。


DSC09589.jpg

35キロ地点へ向かう電車は11分間隔で、アセリは最大。

背中のリュックから水を取り出し、梅干を食べ、なんとか気持ちを落ち着かせて電車を待ちます。


DSC09593_20110930215839.jpg

35キロ給水地点そばへ飛び込んで、理子ちゃんとタッチ。

このあたりで歩いているランナーも多くなりますが、理子ちゃんは着実に走り続けていました。


DSC09596.jpg

38キロ地点、ジャンダルメンマルクト広場付近へ近道で。

横目でランナーの波の中に理子ちゃんを探しながら、3キロリュックを揺らし、走る、走る。



DSC09600.jpg

ドイツの消防士さんが、ランナーに水を巻くサービス中。 私にもかけてくれました。


DSC09601.jpg

最後のポイントを見逃すわけには・・・とハラハラしていると、


DSC09603.jpg


来ました! しっかりした足取りで、手を伸ばしてたたきあい。

歩道を200mほどダッシュして、1枚だけ撮れた理子ちゃんの勇姿。



DSC09604_20110930221649.jpg

ビール会社の建てたゲートからゴールはあと500m。


DSC09606.jpg

大声援、大興奮の中、40000人の勇者がブランデンブルク門に吸い込まれていきます。


DSC09609.jpg

沿道のプラカードにも愛がいっぱい。


DSC09625.jpg

ひとりひとりの苦しい人生が、それぞれに実りをもたらすように、ゴールはもうすぐ。



DSC09632.jpg

カメラマンの手の動きも力強く。


DSC09631.jpg

42,195キロを走りきった超人のみなさん、おめでとう!


DSC09635.jpg

4時間8分58秒という立派なタイムで見事に完走、会心の笑みでメダルを噛む理子ちゃん。


DSC09654.jpg

ホテルまで、ベロタクシーで帰ることに。


DSC09657.jpg

夜は、Kevinさん、H澤さん、理子ちゃんと私でホテルからすぐのドイツ料理屋で打ち上げ。

おつかれさまのビールが最高。


DSC09662.jpg

レバークネーゼルズッペ(レバー団子スープ)と、


DSC09663.jpg

写真を撮る前に切り分けてしまったソーセージとザワークラウトと、


DSC09664.jpg

ウインナーシュニッツエル(子牛のカツレツ)と、


DSC09667.jpg

ベルリン名物、コラーゲンぷるぷるのアイスバイン(塩漬けの豚足)。


DSC09672_20110930224116.jpg


デザートはりんごのタルト。


DSC09674_20110930224951.jpg

全員、日焼けで顔が赤くなるほどの好天に恵まれた1日。

私の首にもメダルをかけさせていただきました。




ホテルに戻って、並んでベッドに横たわり消灯。


芯の強い親友が見せてくれた粘り。


「次はどこに行こうか」「イスタンブールマラソン?」

「国内ならシャンパーニュのマラソンは?」






自由な未来を楽しみに、これからも手を繋いで壁を越えていこう。






つづく。





スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おめでとうごさいます

理子さん完走おめでとうごさますv-218
タイムもすばらしいですねっ。

ピノミホさんの応援のくだり、もう私も一緒に移動して応援している気持ちになってしまいました。最後はやったーぁぁって感じで・・・良かったですね。

マラソン後のビールは格別だったのでは?

つづきがたのしみでーす。

じ~ん

あ~ またじ~んとしちゃった。

気が付いたら太ももの筋肉痛がなくなりました(笑) 
ベルリンを走った記憶はどんどん肉体からは消えていきそうだけど こうして実保ちゃんから見たベルリンマラソンを読んで 心に刻まれた熱い気持ちはその熱さを失うことなく たぶん自分が負けてしまいそうになった時に 同じ熱さで私を奮い立たせてくれると確信しています。特に41㎞でゴールを目指して走る私を追いかけて声もかれんばかりに応援してくれたあの時の声はず~っと耳に残ってるよ。。。

慣れない土地で プレッシャーを感じながら一人でアンダーグラウンドを走りまわってあちこちで声援するって もしも私がやることになったら 途方に暮れてしまうことだと思う...。感謝しても感謝しきれないです。ありがとう。

ホント...次はどこに行こう?

乾杯はいつもの。

☆さつきさん

ありがとうございます。理子ちゃん、ほーんとスゴイです。パリでもかっこいいですけど、外地でもすごく目立つし、細い体でスタミナ配分が素晴らしいと思います。

私の応援は、ひそかに「願掛け」をしていた部分もあり、1箇所ももらさずに必ず逢う、必ず見つけることに集中しました。

200人ぐらい日本人の参加もあったようで、見かけたらお声をかけて手を振りかえしていただきました。忍者やメイドさんの格好の方もおられておもしろかったです。

マラソン後のビール、はい、みんなはビールでも理子ちゃんはコカコーラライトが定番でそれはどこへ行っても変わりませんでした。

根性見せてくれてありがとう

☆Rikoちゃん

さっき会った時、元気そうだったから踵も大丈夫なんだなって安心したよ。

ブログを書いてて、写真を選んでいて、あらためて思うことは・・・

すごいよ、理子ちゃん。 走りに勢いが増してるから、応援もチカラが入ったよ。

理子ちゃんの頑張りを目の当たりにして、私自身も頑張り続ける決心がついた。

この日の4時間はあっという間だった。見つけてくれてありがとう。走ってきてくれてありがとう。

次は行きましょうか、北米大陸?! 地下鉄が無かったら自転車で走ってでもついていくからね。
夢を見させてくれる理子ちゃんに感謝。日曜日もよろしくお願いします。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ハラハラ

なんだか、ハラハラさせられるラブストーリーのような内容でしたね~。

ピノちゃんとリコさんは、ちゃんと会えるのか。。。
お二人の深い友情はまるで赤い糸のよう(笑)
それにしても、リコさんの4時間8分のタイムは驚きです。

階段3段跳び!!! フル、間違いなく走れます(笑)

No title

40,000人と走る理子さんと応援するミホさんとの深い絆を感じます。
全てのチェックポイントでお互いを見つけられるなんて奇跡だと思います。

フランス国旗のアフロになみなみならぬ気合も感じましたー!
なにを被っても美人さんです☆

いつも応援ありがとう

☆鍵コメ A子ちゃん

いつもありがとう。42.195キロの応援、4時間は驚くほどあっという間。

とても苦しかったはずなのに、ゴール後に会った時もまず、「おなかすいてない?待たせてごめんね、バナナ食べる?」と言ってくれました。 何が何でも応援したいけなげさ、可愛さを理子ちゃんは持っているのです。

ベルリンの中心地は3~5分間隔で地下鉄の便も悪くないのですが、この27キロ地点。
ここだけは、どうにもこうにも、その場足踏みしている人は私以外にも大勢いました。

4月のパリマラソンは理子ちゃんのスピードがもっと上がるので、応援ルートも見直してもっと頑張ろうと思っています。

A子ちゃんも白鳥の散歩道を走ったのですね。連日、真夏日、巴里の秋とは思えないわね。

ラブラブ

☆カミキリヤさん

はらはらさせちゃいましたね。結果、すべてに出没できて大満足です。

理子ちゃんとの友情は年々深くなっていき、今回も彼女の抜群の笑顔をたくさん写せて
一緒に行った甲斐がありました。

いつも300%の優しさと、思いやりと、気配りをもらっているので、今回私が返せたものは
何もないぐらい。

理子ちゃんはもっとタイムを伸ばしていくこと確実です。
私の三段跳び・・・痩せればもっと軽く応援も動けるはずなのですが♪

おそれいります

☆ likisuke ちゃん

理子ちゃんが目立つ配色の紅白のウエアだったこともあるし、私もだいたいの通過時間には、たとえ彼女の姿が見えてこなくても、かなりやみくもに「りこちゃーん」って叫び続けることで、居場所をアピールしてました。

全部の場所で会えたのは奇跡、私も確かにそう思えます。

かぶりもの・・・やはり、M&Mのきぐるみ経験が私を成長させたのでしょうか。
ちゃんと移動時ははずしてリュックに詰めてました!

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク