ワインと生きる丘 ~ブルゴーニュ栄光の3日間祭り 其の壱

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ワインの聖地、ブルゴーニュ、ボーヌ。

毎年11月に開催される祭りには世界中からワインを愛する人々が集結。





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葡萄の丘を駆け抜ける10.65キロレース。




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フランス生活を始めてから、ほぼ毎年欠かさずに訪れてきたこのお祭り。

昨年は日本での闘病生活後、巴里へ戻った直後だったため無念にも欠席でした。


当日の午前中、選手村で書類を提出し登録を済ませ、スタートは午後1時40分。


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優勝商品は、自分の体重と同じだけのワイン。アルザスのレースもそうでした。

大きな秤をセットしてる最中に、ちょっとだけ乗せていただきました。


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スタート地点は予想以上の熱気。



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今回は相棒の理子ちゃん&美香ちゃんなしで、ひとりで走るつもりだった私。

体調を懸念して伴走を申し出てくれた頼りになる飲み友達、Iさん。

パリフルマラソン、ボルドーフルマラソン、東京マラソンなど、数々のレース歴を持つタフなランナー。


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大歓声の中カウントダウンが始まり、ボーヌ市街からワイン街道へと「巡礼者」がにぎやかに走り出します。


このボードは1キロ付近。



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仮装の葡萄ちゃん、発見!

ボルドーは毎年テーマがあり、ほぼ全員が仮装をしているそうです。


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3キロ地点。 このあたりまでは、キロ6分ペースで順調に走り続けました。

POMMARDの街が見えてきて、ゆるやかな上りが続く前、まだまだ余裕。


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4キロ地点、給「ワイン」所。


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もちろんゴキゲン、ワインはガソリン。


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Iさんとカンパイ! 

レストランやパーティーで、この1年、よくご一緒させていただき繰り返した乾杯がこの日は格別な想い。



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10.65キロはここで丘方面へ進み、ハーフマラソンはまだ先のムルソー村へ向かうコースどり。



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小さな村の小さな通り。地元のご家族が見知らぬランナーに温かい声援を。

子供たちとも手を触れ合って日本語で言いました、「ありがとう」。



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5キロを越えた頃から、とてつもなく激しい起伏が続くようになり。

収穫を終えて、次の春を待つピノノワールの木を愛でる余裕すらなく。



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苦しくてたまらない状態で必死に足を前に出すと、もう1箇所の給ワインが。

1998年、POMMARD。 コンテのチーズが一緒に山盛りで。


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再びIさんとカンパイ。 

もっと味わっていたいけれど、撤収を告げる風なバイクの音が背後から聞こえ始めます。


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ふりかえれば、まだ飲んでいるランナーも。


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葡萄畑越しに、自分たちが走ってきた道が見え。


20分後にスタートしたハーフマラソンのランナーたちが、美しいリボンのように流れていきます。



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足が重たくなり、手も振れなくなる。 それでもまだおちゃらけ。まだまだ笑える。


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苦しいことの先には楽しいことが待っている。 

上って下ってを繰り返す中で、魂に筋肉がついていく。

平坦な道を歩いてばかりいたら、わからなかったこと。


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もう上がれない、と思った時、Iさんが手を広げていた。

昔々、ブラジル・リオデジャネイロで見た像を思い出した。

「そうか、今日はワインの仏様が一緒かも」


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そう思った瞬間に、視界が開けて道が一気に下っている。

足を動かせ、前を向け。


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10キロのボードを超えて、ゴールまで直進650m。

Iさんは胸を張って姿勢よく、力強く走る。


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10.65キロ。 1時間20分あまりの実り多き旅。



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参加賞は記念ラベルつきのワイン。


山本さんと。

40分台で快走したYさんは、次の週末はベイルートのフルマラソンへ。


山本さんとボトルを持って。

よーし、急いで着替えて、飲みにいくぞのポーズ。






叶えたい願いが、またひとつ叶いました。

数あるワイン産地中で、こよなく愛するブルゴーニュの大地を自分の足で走る。




ワインは一人で飲むお酒ではないことを、あらためて感じた恵みの丘。

「大丈夫」を言い続けてくれたIさん、本当にありがとうございました。










この後は、街の中心の試飲会場へ急ぎます。 其の弐に続く。
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No title

ピノちゃん 10㎞レースお疲れ様~。
何気に「お猿のポーズ」を取ってるピノちゃんの姿に喜んでます。
ついに無意識的にこのポーズが出るようになったのかと・・・目頭を押さえる。。。
葡萄畑の広がるところを走るレースは アップダウンがきついというのはアルザスのハーフでわかったのだけれど
ここもそうなのね。機械のなかったころは そういう丘を籠を背負ってブドウの収穫をしていたわけで 重労働だよね。。。
しかし・・・ワインを飲みながら走るという 下戸のワタシにはできないことを・・・楽しそうにやってる貴女が羨ましい!
私はコカコーラを飲んで走ることもできないというのに・・・ゲップがでそうで苦しかった!(爆)

次は メドックマラソンだね!(爆)

よくがんばりました! [絵文字:e-278]

おちゃらけて笑えるだけの余裕があったなんて、凄い凄いv-410

走れる、飲める、笑える、ミホさんは今回も頑張った  エライv-363

また私も元気を貰ったよ、ありがとうv-238

今日中に。

☆鍵コメ のんちゃん

ごめんね、メールを書こうと思って書き出したんだけど長い年月のことを書くには膨大すぎて書ききれてないっ! 

今日、新しい講習の初日で、夕方終わったあとでもう一度推敲してからメールするから待っててね。

このレース、一緒に走ってくれたIさんってとてもステキでね、去年の夏に私が入院・手術の日にブログに初めてコメントをくれた方なの。
そのときに、「飲んだり走ったり、一緒に」って書いてくれてあって、「飲んだり」のほうは昨年12月からずっとお世話になりっぱなしなんだけど、「走ったり」を今回こうやって実現させてくれた。

友達ってありがたいよ。訓練所でおろおろして自分たち、あの時も私はみんなに助けられていた。飛び出してからも、みんなも頑張っているんだって空港で、オペセンですれ違うだけで励みになっていた。のんちゃんとニューヨークだっけ、シカゴだっけ、どこかで逢ったよね。

いろいろあっても、ずっと変わらないね。「旧友」も「新友」も、これから出会う人も大事にしていきたいな。

守られてます

☆りこちゃん

りこちゃんが買ってくれたキレイな紫のランパンはいて走ってきたよ。
おサルのポーズ写真も、りこちゃんへの「どうよ!」の1枚ね♪

薬箱を作ってもらってから体調が本当に良いの。副作用もピタっと止まった。
りこちゃんの念が、一粒ずつにこもっているのかも。

ここであらためて謝るけど、9月のパリジェンヌマラソンのあとお茶したでしょう。
あのときに、カフェでさ、未来のマラソン計画を語るりこちゃんに対して、私は半分むくれたように「先のことなんかわからない。いつどうなるか・・・」って弱音ばかり吐いていたよね。

りこちゃんが悲しい顔をしながら「明日のことなんか誰だってわかんないんだよ」って諭してくれたときに、私、ハっとしたんだ。 ごめん。情けなさすぎた。

6月のヴァンセンヌでレース復帰したときも私の隣でりこちゃんが「大丈夫」を言ってくれた。
この日も、ありがたいことに、会話も絶え絶えの息が上がりまくりの私にIさんはずっと気を紛らす言葉をかけてくれていたの。

籠を背負って収穫、そうだね、そうやって美味しいワインが黄金の丘から人の手で生み出されてきた。 メドックはフルでしょう?まずはシャンパーニュの10キロかハーフでお願いしたい。

りこちゃんの分も私が飲むから、一緒に行って!!!

頑張らせていただきました

☆おかみさん

おかみさんに「エライ」って言ってもらうの、何度目でしょう。
素直に、運動会の終わった子供の気持ちで嬉しいです。

ひとりじゃぜんぜん頑張れないのに、いつもみんなに助けてもらってます。

走ることだけじゃなくて、生きること全部、みんなに牽引してもらっている。

ありがたいです。

今日から得意なブルゴーニュを語るセパージュが始まります。
朝、8時近くにやっと朝焼けのパリ。

見えなくても見える、おかみさんに見てもらっている気持ちで今日も頑張ります。
いつもありがとう。

拍手ぅ~\(^0^)/

ピノちゃん、ブルゴーニュマラソンv-29
ワインv-272を飲んでの完走素晴らしいですv-424

楽しく走る事が一番大事です、そうですv-363v-363
と、また言い切ってみましたv-396

私は今夜走らず美味しいワインを頂いてましたv-392
いつかブルゴーニュをピノちゃんと旅する日を夢見てv-398

神戸のワインバー

☆小鞠ちゃん

ハーフを走ればもっと給「ワイン」所は多いらしいですが、コースはもっと大変そうです。
それも、いつか夢のひとつとして叶えていきたいと思っています。

小鞠ちゃんは美味しいワインを今夜も召し上がったんですね。いつか連れていっていただいたシックなワインバー、またご一緒したいです。そして、シメはラーメンで!

No title

10kmレース完走お疲れ様でした。
それにしても、給水所でワインが出るとは。
日本じゃ考えられない、驚きの大会ですね。
写真を見ると田舎町を走るのどかな大会と言う感じですね。
葡萄畑すごいです。
1月の牛久お互い頑張りましょう。

給ワイン所(笑)

今回もよく頑張りましたねー!  お疲れ様でした! 

それにしても「給ワイン所」とは...それなら日本でも「給ポン酒所」みたいなレースもあっていいでしょうね~(笑)
ちなみに、ロシアなら「給ウォッカ所」、アメリカなら「給バーボン所」って感じでしょうか(笑)

久しぶりのコメントがくだらなくてスミマセン。。

この調子で1月頑張りましょう!

1月も楽しみです

☆てきとー日記主人様

葡萄畑のコースは去年の6月のアルザス以来でしたが、今回も手ごわい状況でした。

それでも苦しいながらに、いつも飲んでいるワインの名前の畑が見えると不思議と元気になってまた前進できました。

牛久の給水所はどんなものがあるのでしょう。

てきとーさんがゴールして、私を待ちくたびれて風邪をひかないように私も頑張りますので
その後の打ち上げよろしくお願いします。



なんでもありです。

☆カミキリヤさん

はい、もちろん私にはワインがベストですが、「給え」るならどんなお酒でも嬉しい。

この日、実はとっても体調がよかったんです。もちろん練習ゼロの毎度の無謀挑戦ですから
呼吸はゼイゼイでした。
筋肉痛も軽くすんで翌日若干ガクガク、太ももが痛かったくらい。

牛久がとても楽しみになってきました。 カミキリヤさんとてきとーさんがどんな好タイムを出すのか、りえちゃんと私が制限時間内にかけこめるのか、打ち上げはどこでどれだけ食べるのか。新春お笑いレースになりそうですが、よろしくお願いします。

すご~い☆

ピノミホさん~♪
すごい~!!嬉しそうなお顔がかわいいです。
アルザズの記事をみたときに、行ってみた~いと思いましたが、ボーヌも素敵ですね。
ぶどう畑のなかを走るとワインが飲める!!

横浜マラソンまであと1週間ちょっととなり、まるで走ってないからせめて今日から禁酒しよーと思ってたけど、
お酒の神様は味方にしておかないとだめですね(笑)

1月の牛久までには練習しておきます!

お疲れ様です~

みほさん、お疲れ様でした~!すごいです、10キロ越え。私には到底出来ません。最後まで笑顔で素晴らしいですね。ありがとう、と日本語で言われるみほさんが大すきですよ~。

飲みすぎないようお気をつけ下さいまし。

ガソリンは満タンで。

☆ likisuke ちゃん

アリガトウ。本当に、本当に、単純だけど嬉しかったの。去年のリベンジという意味もあったし、
大好きなピノノワールの葡萄の木をこれだけ身近に感じながら走れるレースって他にない。

お酒の神様は絶対に守ってくれるから、強い味方にするに限ります! 禁酒?断酒?ありえない。 横浜マラソン、楽しんで走って likisuke 節でおもしろレポートしてね!

私も次の目標は牛久だから、それまでまったく走らないのもどうかと思うので練習します。

打ち上げのビールが楽しみだね。

お元気ですかー。

☆ LazyElephant さん

川向こうにいる LazyElephant さん、近いのになかなかお会いできなくてどうしておられるかしらーって思ってました。ご無沙汰毎度ごめんなさい。またランチでも行きましょう!

10キロ強のこのレース、途中まではびっくりするぐらい快調でした。中盤~後半で足に鉛でもついたのかと思うぐらいしんどかったです。
でも、ゴールするとそれまでの辛さが一瞬でゼロになるのが不思議。

今回も友達に助けられました。ひとりだったら、葡萄畑にしゃがみこんでいたかも知れません。

「ありがとう」と「あいしてる」は、つい日本語で。。。♪

素敵!

ワインの神様に愛されてるピノちゃん、理子ちゃんや美香ちゃんがいなくても
ちゃんとラン友さんがサポートしてくれるのね。
給ワイン所(笑)理子ちゃんとのアルザスのレースを思い出しました。
こういうレース、ピノちゃん張り切るよね~(笑)
2年生も順調に頑張っていて、いつも偉いなぁと感心しています。

↓パリで日本酒三昧、贅沢だね~。
さきいかとセロリ、いかくん(輪切りになってるヤツね)に変えても美味しいよ。
お陰さまで夫は無事に日本酒を持って行けました、ありがとね~。
開華の「渡良瀬」というのを持って行ったよ。一昨日帰国しました。

2年生ですから♪

☆さち姉さん

今回正直、心拍やら関節やらいろんなことに不安はありました。でも走り出したら、驚くぐらいに自分はまだまだ元気でゴールできる体力はあると実感できました。

前回のレースのように微熱があったり、疲労度が高かったり、ホットフラッシュがきつかったりしたら、この日、出馬を断念するつもりでした。 そんな中でも、一緒に走ってあげるよと言ってくれたIさんに感謝なのです。

癌1年生のときは、ひたすら、カラダを元に戻したい気持ちであせりがありました。
2年生になった今は、完全に元には戻ることの無いことも悟ったし、戻らない中でもどこかに
折り合いをつけて、最大に楽しむすべをつかんで行きたいと思っています。

セロリ、いかくん、今度やってみます。「渡良瀬」、美味しそうなお名前のお酒ですね。
プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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