古都へ帰る友

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2004年から今まで8年間、家族で親しくおつきあいしてきたN家が奈良へ本帰国。

寂しい涙が雨になり、RANELAGH通りにしとしと降り続く水曜日の夜。






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3年半前にパリの郊外サンノン市へ引越しをする前、N家が暮らしていたパリ16区。

彼らの行きつけのベトナム料理のレストランで、最後の会食。


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8年間、一緒にワイン祭りに行ったり、スキーに行ったり、週末に宴会をしたり、夜遊びに行ったり。

ひとりっこの男の子同士、7歳と9歳で仲良く遊んだ息子たちも15歳と17歳に。

どちらも母親の背をはるかに超えて、大きく育ちました。


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私よりも3歳上のS美さんは、同じ横浜の出身でB型。

最初の出会いは、CEPAGEに参加してくれたこと。


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テーブルでの自己紹介で

「趣味は、勉強です」と美しく笑った彼女を尊敬し、本当の姉のように慕ってきました。

何度も繰り返した乾杯を思い出しながら、静かにカンパイ。

子供たちはお水でグラスをぶつけあっていました。


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メニューはS美さんにおまかせで。

さっぱりした麺と柔らかい牛肉のフォー。


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ココナツミルクの海老のスープ。


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最後に家の片付けに行っていたF氏も途中で合流し、

揚げ春巻きが入ったつゆなし麺のサラダ。

5人で分け合うと大きな器も一瞬で食べつくせます。


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海老のすり身のさとうきびスティックは、野菜と一緒に生春巻きにして。

食べながら、飲みながら、今までの思い出を途切れることなく語り合い。

意外なことを息子たちが覚えている。

「そんなことも、あったねえ・・・」


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牛肉のピリ辛レモン風味ソテーや


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豚肉の甘辛煮は、もち米と一緒に。


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デザートはヒスイ色の温かいバナナタピオカ。


みんなで

夏休みには大仏と鹿を見に行く約束をしました。

横浜でも、奈良でも、パリでも、どこでも会える。


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小雨の中に立つエッフェル塔。

ホテルの前で、握手をしてお別れ。


「ありがとう」「がんばって」「またすぐに会えるよ」


小さなS美さんの白いジャケットの後ろにエッフェル塔がきらきら。

「さみしいよ」と子供みたいに抱きついた。






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最後にいただいた葡萄柄のアンティークの3つのグラス。

窓辺に置いて、ラナンキュラスを活けました。



彼らが暮らしたサンノン村の年に1度の蚤の市には、私も連れて行ってもらったことがあります。




今朝、S美さんから届いたメール。

「私はぜんぜんお別れする気がしていないので、さみしくありません。

 本当にまたすぐ会えるから。」







Fさん、S美さん、Tくん、新しい経験を一緒に増やしていこう。

フランス生活、おつかれさまでした。






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距離より心

 会おうと思えばすぐにでも会える側にいるはずの人が遠くへ行ってしまうのは
すご~く寂しいし不安だけれど、距離より心のつながりだから…。
 何時でも会える距離にいるより遠く離れて時間が限られている時のほうが
ピンポイントで会う努力をするし、なにしろ電子交換日記が出来る時代ですものね。

 ミホちゃんの心を映しているような小雨のエッフェルが寂しそう。
 S美さんのメールの言葉が印象的です♪

No title

すぐに会えると分かってはいても、別れの時はやっぱり寂しいものですよね・・・でも、きっとこれからもピノミホさんとS美さんの友情は続いて行くのでしょうね・・・素敵です。

ベトナム料理。おいしそうですね。私もマレーシアに住んでいた時はよくベトナム料理を食べに行ってました。なんだか、ホッとするお味ですよね・・・ピノミホさんの写真を見ていたらベトナム料理凄く食べたくなりました。
特につゆなし麺のサラダと海老のすり身のさとうきびスティック・・・・大好きです

世界中のおねえさん

☆ Melissa さん

「距離より心」、本当ですね。FさんとS美さんご夫妻も、K先生と Melissa さんのように、私にとってはすぐに頼れる、相談できる大きな止まり木のような存在でした。

寂しい心は封印して、世界中に友達が広がると考えるようにします。

東京のお姉さん Melissa さんにも、いつか奈良のお姉さんS美さんをご紹介します。

ベトナム料理

☆belle-vie さん

ずっと続く友情、S美さんとは互いにB型なので日ごろはマメには連絡も取らないのですが、「いざ」というときに、すぐに集合できる堅い関係でした。 今まで私がぼんやり沈んだときには浮き輪を持って走ってきてくれるような、そんなアネキだったので今回無性に寂しいのです。

belle-vie さんのブログでパーティーのご馳走や、お友達とのおしゃれな晩御飯の写真を拝見して昨日もうっとりしておりました。マレーシアにお住まいだったのですね。クアラルンプールですか? 昔、フライトでクアラージャカルタという線を頻繁に飛びました。

植民地だった関係で、ベトナム料理屋さんはフランスに多いです。中華よりもまろやかで香草の使い方も優しいようですね。お料理の名前をなかなか覚えられないのですが、またほかのお店にも行ってみます。

泣いちゃいました。

ますます、S美さんに逢いたくなりました。

話題の人

☆りえこちゃん

S美さんにりえこちゃんが残業を山ほどしてガッツで働いている報告をしておきました。
一緒にマカロンの作り方を教えてもらった日が懐かしいね。

S美さんのたくさんの妹たち、これからもずっと可愛がってもらいましょう。
奈良にもどんどん押しかけよう。

今日のCEPAGEには、じゅんじゅんが参加してくれて、日本でりえこちゃんとりゅうちゃんに会った話も聞きました。

日本とパリ、パイプがどんどん太くなると考えるようにして寂しさを吹き飛ばします。

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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