紅葉の国へ ~広島への旅 其の弐

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広島の夜は紅葉色。

塗りの折敷が並ぶ、床の間付きの個室の上座。


神様に守られた極上の夜が始まります。






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中国地方の名士が集まる和食の名店、「喜多丘」。

志郎さんとさつきちゃんのお宅の近くで、志郎さんは昔からここの大将とお親しい間柄。


今夜の会席料理に合わせて、志郎さんが特別に持ち込んでくださったシャンパーニュ。

ジャック・セロス、「SUBSTANCE」。


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目の前で立ち上る金色の泡に、焦点が合わないほどの幸福感。


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次から次へと古風な仲居さんの運んでくださるお料理、写真を撮るのも忘れて。


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広島の秋が、紅葉の下に一同に会しています。


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イカに抱かれたからすみ。日本酒が飲みたいなと思っていると、


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戦艦の窓ガラスで作られた時代のついたボトル、幻の銘酒の登場。

磨きぬかれた米の気品。初めて出会った命の水。



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数え切れないお料理、目の前で気さくに笑う志郎さんとさつきちゃん。

永遠にこの時間が続けば良いと思える、くつろぎ感。


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大きな土鍋で炊かれた艶々の新米。田んぼの真珠。


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香の物、お味噌汁と一緒に、優しく炊かれた湯葉とお豆腐にはゆずが薫り。


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黒豆がジュレの中に遊ぶデザート。



喜多丘の大将と

喜多丘の大将を囲んで。

魂と腕が描く芸術作品。器の中に人があり、杯の中に未来が見えた優美な夜をありがとうございました。



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そのまま歩いてすぐ、志郎さんとさつきちゃんの邸宅へ。

美しく整えられたサロンで、目の前にすっとモンラッシェが。


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心臓に汗をかきそうになるほど驚いているうちに、持たせていただいた神々しいグラス。


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一日中、私を連れ歩いてくれたさつきちゃんが、手早く用意してくださったおつまみ。


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チーズプレートもドライフルーツと一緒に盛りだくさん。


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ご当地の日本酒もいろいろいただきました。





午前中の空港から、時計の針が一回り以上経過して、日付が変わる。



ホテルへ戻って考えたこと。



人生折り返し地点。若芽も新緑もなく、今が紅葉の頃。

これから始まる落葉の時期も、野暮に生きるか粋に歩むかは自分次第。




幸せの盛りも、不幸の陰りも、山々の紅葉の中にまぎれて遠目からはわからない。




一緒に年を重ねていきたい友達がいる広島。

翌日水曜日も広島に惚れる旅が続きます。











其の参に続く。


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日日是好日

全身全霊で味わう実保ちゃんの心眼は驚異的で、感動の余韻は消えません。
凄い審美眼!毎日を全力で楽しんでいる実保ちゃんはキラキラ輝いてました(^^)
僕のメンターです。
来てくれてありがとう!最高に楽しったです!

おはよう

楽しかった日々が思い出されます。
もう一週間たってしまったのねぇ・・・

今回一緒に食べて飲んで、つくづく感じたのは、やっぱりプロだなぁと実感。
お料理もお酒も奥の奥のを見ていて、見るところが違うなと思った。

もっともっと一緒に訪れたい場所もあるし、一緒に飲みたいワインもあるので、またきてね。

みほちゃんが帰った後、広島は雨や曇りが続いてます。やっぱり晴れ女だわ。

「紅葉の国へ」
一緒に宮島行ったときに、紅葉見上げながら「ブログのタイトル思いついた」ってつぶやいていたのを思い出したよ。素敵なタイトルだわ。









夢の時間

☆志郎さん

空港でお会いしたときから初対面と思えず、すっかり何もかも甘えさせていただきました。

志郎さんにメンターと言われるとは、恐れ多すぎて滝に打たれて来なければ。

志郎さんは私の「広島の神父さん」です。さつきちゃんのことは以前から大好きでしたが、あの夜、にこやかなおふたりを前にして、しみじみお似合いだなと思いました。

何から何まで、丸かかえでお世話になりました。ご恩返しが出来るよう、精進します。


しまなみ街道

☆さつきちゃん

さきほど3部作、完成しました。 忘れられない2日間、あらためて本当にありがとう。

さつきちゃんが関東から広島に嫁いで、広島になじんでいった20年間。
こうして私に広島の素晴らしさを満喫させてくれるために、貴重な時間をたくさん使って走り回ってくれたよね。

お世話してもらう、お守りしてもらうことのありがたみを随所で深く感じながら、さつきちゃんの段取りのよさにもびっくりでした。


気持ちはすでに次のヒロシマへ向かっています。「しまなみ街道」も眺めてみたいし、広島の夜もぶらぶらしたい。そして、お好み焼きもおかわりしたい。

横浜へ戻ってから、いろいろな人に「ヒロシマ、最高だったようですね」と言われました。
最高の友達がいたからこそ。

ブログのタイトル、大好きな「紅葉」という言葉をシンプルにいれたいと思った。
いつか、もみぢちゃんっていうネコを飼いたいなあ。

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賀茂鶴

☆鍵コメ akikoちゃん

さすが、賀茂鶴の話ができるakikoちゃん、パリに帰ったらこの広島の旅、広島の食、広島の酒の話をこんこんと語らせていただきます。

どんなジャンルのお料理ももちろん、特に和食は自分の経験値から来る季節感がものすごく重要で、それがお皿にどんな形で盛り込まれているのか、葉の置き方ひとつでも、作り手の思いが表れる。

「あしらい」という言葉、あらためて感じています。

いつかakikoちゃんとも日本を回ってみたいです。毎晩美酒を求めて路地をフラフラと。



プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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