珠玉の隠れ家レストランへ

DSC05145.jpg


だんだん陽が短くなっているとはいえ、まだ20時ごろまで充分に明るいパリ。


土曜日の晩餐にM夫妻からお招きをいただき、いそいそとお出かけ。


バルコニーに赤いお花が揺れるお宅は、レストランを超えた愛情のこもったお料理をいただける場所。





DSC05147.jpg

HENRIOTのシャンパーニュで乾杯!


本日のゲストは、日本政府のお仕事でフランス駐在中のN子さん、
銀行にお勤めで日本滞在歴も8年あるピエールイヴ氏。

お二人とも私は初対面でしたが、エレベーターホールで偶然一緒になり、そこでご挨拶。



DSC05148.jpg

M家のシェフは、ご主人Sちゃん。 前日までミラノ出張だったのに朝から市場へ出かけて
新鮮な食材をすべてチョイス。

ピクルス用の細いキュウリにツナのディップがよく合います。




DSC05149.jpg

一枚ずつ柄の違う手拭いをナフキンとして貸してくださいました。


いつもセンスのいいJちゃんは、数日前カフェで一緒にシャンパーニュを飲んだ仲良し。



DSC05154.jpg

Sちゃんが飲ませてくださるワインは、珍しいものばかり。

こちらは、スペイン、リアス・バイシャスの白ワイン。

アルバリーニョという品種です。

フランスの白品種で近い味は思い浮かばないほど、個性豊かでフレッシュなワイン。

口の中にガリシアの情熱が一瞬で広がります。



DSC05151.jpg

大粒のあさりと塩と貝からの出汁で上品に仕上げたスープ。

その後、生ガキをいただきました。写真は失念しましたが、どちらも白ワインのみずみずしさを
引き立たせる完璧なマリアージュ。



DSC05152.jpg


生のセップ(香り高いキノコ)にパルミジャーノチーズのスライスを乗せ、トリュフのオイルをかけた
一皿。


美味しすぎて言葉がありません。


DSC05155.jpg

胡麻の香りがするルッコラのサラダ。見え隠れするトマトは黄色と赤の2色。




DSC05159.jpg

こちらは澱がつきはじめた2001年のスペインの濃厚な赤。

何しろ、香りの立ちが素晴らしい。

カカオのようなしっとりした深みと、秋の木の実が転がる森の中のような。



DSC05156.jpg

イカとズッキーニのフリット。 胡椒がピリっと効いています。

おうちのキッチンで、ここまで薄く衣をつけてカリっと揚げるのは至難の技。




DSC05160.jpg

スパイシーな子牛肉のミートボール。

フレッシュミントを一緒にいただくと、肉汁と爽やかな味わいがひとつにまとまります。




DSC05170.jpg


N子さんのベネチア土産のイカ墨のパスタが、Sちゃんの手でアレンジされて登場。

先ほどのフリットのイカの墨をソースに使い、アドリア海のゴンドラに揺られているかのような心地よさ。





DSC05168.jpg

こちらはスペイン内陸、ビエルソの赤。

高地にある産地で昼夜の気温差がワインのコクを生むと言われます。

品種は珍しいメンシア種。 また貴重な経験をさせていただきました。






DSC05171.jpg


シャンゼリゼ近くにお住まいのピエールイヴ氏がチーズを買うのは2軒だけ、とおっしゃいます。


熟成具合がちょうど素晴らしいチーズをお土産にお持ちになり、私もご相伴にあずかりました。



ヴァランセ、コンテ(24か月熟成)、ポンレベック、ブルーデコース。



DSC05174.jpg


ポップなラベルのパワフルな赤をさらに開けていただき、杯を重ねます。



生ハム

スペインからM家に最近届いた生ハム。

「次回は生ハムパーティーだから」

Sちゃんの言葉に思わずハムにほお擦りしてしまうワタクシ。




DSC05183.jpg


今回手土産に持参したピエールエルメのフランボワーズマカロンのケーキ。

食用バラのペタル(花びら)が乗って、華やかな香りを放っていました。




DSC05163.jpg


「お料理に使ったフレッシュミントが残っているので、これでお茶でも煎れてくるよ」

Sちゃんの台詞はいつもハンサム。




DSC05186.jpg


日本茶+お砂糖+ミントで作り上げてくださったお茶をいただきます。








フランスの格言、

「チーズのない食事は ひげのないキスか 雲のない空のようなもの」





雲のない空?青空のほうが良いのでは?と不思議がると

雲があるほうが空は味わい深くなる、と教えていただきました。

きっと人生もそう。






気がつけば真夜中0時を回る頃に。

ご馳走、ワイン、会話、すべてごちそうさまでした。

Sちゃん、Jちゃん、N子さん、ピエールイヴ、ありがとうございました。
















オスカープロモーション所属のモデル、Jちゃんのオフィシャルブログはこちら

下坂純子のパリの街から












































































スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

ジャズなディナー♪

臨機応変に、お洒落な対応ができる方たちのお集まりを拝見していると
まるで、素敵なジャズ・バーに紛れ込んだような気分になれますね!
ラムとミント・・・おいしそう!!(昨日、久々にインディアン・カリーの店を
見つけ、ラムを頂いたばかりです。)そして、サクッとそのミントでお茶を
入れる即興性が素敵!まさにジャズ♪♪ 
スペインの赤、とっても興味がありま~す!!!

(カカオについては、次回お会いした時に面白い情報お渡ししますね!)

ジャズ&カカオ

☆mother-of-pearlさん

「ジャズなディナー」って素敵な表現ですねー。

こちらのSちゃんのお料理はまさにそうです。下準備が大変なのに、キッチンにこもることもなく、会話の流れに乗ってお料理も鮮やかに出してくださる。

カカオについては、このときご一緒したN子さんの前任地がガーナで、
チョコについての胸打たれるお話を聞いてきました。いつか語らせてください。





初秋のパリ

ピノちゃんこんばんはv-280

パリは秋風が吹きv-34v-355始めても、
まだ20時くらいまで明るさv-482があるんですね、
日本はもう18時になると暗いですv-483

美味しそうなお料理v-271と珍しいワインv-272
興味深々ですv-411

でも、一番v-354は生ハムの包みに頬ずりするピノちゃんでしたぁーv-433

大好物なのです

☆小鞠ちゃん

10月の終わりに夏時間から冬時間に変わると夕方から暗く、朝も9時過ぎまで暗い、寂しい冬がどーんとやってきます。

生ハム、フランスのもイタリアのも美味しいですが、スペインのものは究極ですね。

この生ハム、持った感じがすごく重たくてずっしり。立派な箱に入っていて、最初、何かの楽器かと思いました。






こんばんはー

ピノさんのお友達は皆さん、お料理上手ー♪
コチラのお料理は、旦那サマが作ってくれんですね!羨ましいー。
フレッシュミントを使ったお茶も美味しそうです!!

生ハムを抱いたピノさん、本当に目がハートになってそうですね~♪

No title

下坂さんのブログ、さっそくチェックさせてもらいました☆



つか、みなさんおっしゃってますが生ハム愛しすぎです(笑)。さすが肉食女子ですねw




ご存知の通り、生活習慣がガラッと変わってしまいコメントできないときもありますが、毎回楽しくチェックしてます♪

お料理上手な男性

☆KASHちゃん

最近、食べるだけではなくご自分で女性以上のこだわりでお料理なさる男性が多くなりましたね。

このSちゃんは、今まで食べたことの無いような味わいを生み出す天才だし、日本でいつもご馳走になるK氏のごはんもご自身の長年の外食経験をお皿に表現しておられます。

KASHちゃんのご主人もたくさん一緒に食べ歩いていらっしゃるから、もしかしてお菓子も作れるのかしら?!

私のハートの落書きの下、ええ、もちろん完璧にハートでしたー。
お声がかかるのをわくわく待っている状態です。





第3子、ご誕生おめでとうございます!

☆せいじさん

生後3日目のご長女抱えて、まだ小さいお兄ちゃん2名抱えて、猛烈にお忙しいときにもコメントいただき大恐縮です。

せいじさん一家のドラマがますます変化に富んでにぎやかになりますね。

生ハム、愛してます!愛の重みを生ハムにすりこんできましたので
きっと無制限で食べさせていただけると思うのです。
肉食女子?えー、意識してなかったです。雑食、大食系です。







No title

いいなぁ、M家の食卓♪
Sちゃんの腕前は噂にきいていたけど、毎回Pinot姉のブログに写真で登場するのを見てヨダレたらしてます。。。e-349
次回はハモン祭ですか?いいなぁ~e-343

まずはブルゴーニュ

☆u-tanちゃん

そうなの、M家の食卓はいつもスペシャルなの!
Sちゃんのお料理、丁寧な下ごしらえなんだけど、仕上げはイジリすぎない素晴らしいバランスなの。素材が生きてるし、火加減も最高。
毎度勉強させていただいてます。

ハモン祭りねー、期待中。その前に11月にブルゴーニュ祭りで踊り飲みしてこようと決めてます。去年はにぎやかだったねー、あれからもう1年か。
サンヴァンサン=ふかわりょうは元気?


うわっ、素敵!!

まるで高級レストランでのおもてなしのようですね!!
普段から手抜き料理ばかりしている私には、眩しすぎる光景です(えへへ)
そうですかぁ~、この日の料理担当はお友達のご主人さまのほうだったんですね。わたしも料理好きの主人をもったのでなんとなく頷いてしまいました。男の人って料理をする時結構こだわりますよね~~(#^.^#)

まさしく。

☆南久海さま

ここのご主人の凄いところは、その料理に合ったワインを絶妙なタイミングで勧めてくださるし、調理法がおもしろかったり、なにしろ意外性があります。

久海さんのご主人もお料理お好きなんですね。そういえば、以前のブログでご主人作の御馳走、何回か拝見しました。
またぜひ見せてください、楽しみです。

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク