ハナミズキの咲く漁村 ~宮城・石巻へ

2014年5月6日石巻 005

横浜での仕事を終えた5月6日、東北新幹線はやぶさに乗って仙台へ。

そこからバスで石巻の母のもとへ。

病院の敷地には、薄紅色のハナミズキ。











2014年5月6日石巻 002

母の車椅子のクッションは叔母が用意してくれている。

今回は可愛らしい花柄。

横浜で発病し、入院してもう12年。


2014年5月6日石巻 001

前回お正月に会いに来た時は状態が悪く、意味不明な言葉を叫んでいた母。

この日は猫のようにおっとり、昔のおとなしい母に戻っていた。


私のこともわからなくなって数年が経つ。枯れ木のように痩せた体でも生命力はたくましい。

繋いだ手は、この日も柔らかかった。

2014年5月6日石巻 008

叔母の家に戻っておやつ。

カボチャのサラダと山菜とお漬物が並ぶ。


2014年5月6日石巻 009

東北にも春を告げるタラの芽の天ぷら。

「おばちゃん、衣が薄付きで美味しいね」と言うと「小麦粉が足りなくても出来るよ、アハハ」。


2014年5月6日石巻 006

トロミが絶妙な「一口中華丼」。

叔母が何気ない会話の中で私にくれる多くの指針。

「たくさん作ってみんなに分ける。手間を惜しまず、愛を惜しまず。」


2014年5月6日石巻 013

おやつから2時間後には、近所のお馴染みのお寿司屋さんへ。

従姉妹家族も来てカンパイ。


2014年5月6日石巻 016

「今日は立派な鯛が入ったよ」 大将とおかみさんは三陸育ち。


2014年5月6日石巻 018

めったに口にできないような、究極の大トロ。


2014年5月6日石巻 011

叔母宅の電話のそばにあったメモの表紙。

まだ冷える夜に、湯たんぽを用意してくれた。

翌日の朝も叔父と叔母と一緒に母の病院へ。

別れ際はいつも涙。離れがたく、去りがたく。



2014年5月7日被災地 003


病院から浜をまわる。津波の被害ですべて野原になってしまった門脇地区。

叔父と叔母が45年前、新婚生活を始めた土地。

二人であのころのカケラを探す。



2014年5月7日被災地 005

献花台に復興、安全を祈る。


2014年5月7日被災地 006

空に上った石巻の6000の魂も、この文字を見ている。


2014年5月7日被災地 012

海辺まで家がびっしりと建っていた住宅地は、今、日和大橋まで何もない。


2014年5月7日被災地 010

元気におよぐこいのぼり。

漁業で生きてきた街に、力強さを再び。


塩水に浸かり、草も生えなかった地盤沈下の地面に緑の雑草がたくましく広がっていた。





ミヤコーバスの営業所まで送ってもらい、仙台行きのバスに乗る。


次は夏に戻ってきます。





「君と好きな人が100年続きますように」

ハナミズキの歌詞が耳元で聞こえた。










スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

花は咲く

ピノちゃんご無沙汰でした、お帰り~♪

私は5日に東北から戻ったので、入れ違いだったのね。
今年は桜が速くて、角館ももう終わっていました。
そうそう、花水木はとっても綺麗だったわ~。

ピノちゃんの優しさや強さの原点を見せてもらいました。
心遣いやお料理に対する「おもてなし」の源もね。

フットワーク軽く、精力的に仕事もこなし、お元気そうで嬉しい!
たとえカラ元気のことがあっても、頑張り続ける人は美しいわ。

再び緑が茂ることはないといわれても、東北の大地は強いね。
時間はかかっても、美しい石巻に戻ります。皆さんの強さと温かさでね!

花水木

☆さち姉さん

ハナミズキって、漢字でこうやって書くんですね。さすが姉さん。教えてくれてありがとうございます。

この前友達が足利フラワーパークに行ったことをフェイスブックにアップしていて、さち姉さんの近くだなあと
私もいつか行ってみたいと思っていたところです。

「花は咲く」という曲、先月パリで「波」というタイトルの女性劇団による演劇を見たとき、初めて聴きました。
歌詞もメロディーも素晴らしいですね。

東北の復興はまだまだ時間はかかりますが、日本中、世界中からの応援を地元の方々もしっかり感じています。
また夏に石巻レポート、お届けします。

温かさ

私は涙もろいです。
特に人の温かさに触れると熱い思いが
涙と一緒に、吹き上げます。

手間惜しまず、愛惜しまず。

素的な言葉をありがとう。
今日一日温かい気持ちで過ごせそうです。

いつも応援しています。


広島のエプロン

☆Tomo さん

石巻から青森を旅して横浜へ戻り翌日に広島へ飛んで、Tomo さんに作っていただいたエプロンをしめて、
初の広島セパージュを楽しんで実施してきました。

そのご報告はまた、ブログでいたします。

糸や布に愛をこめて作品を作るTomo さん、今度はカフェエプロンをいろいろな生地でお願いしたいと思っていますのでよろしくお願いします。 去年お願いした帽子とバッグのセットも今年も活躍させます。

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満16年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク