青い朝顔 ~石巻・松島への旅

2014年8月19日ミョウガ 002

日本滞在の後半、2泊3日で宮城・石巻の母に会いに行きました。

いつでも温かく迎えてくれる叔母の家に咲いていた朝顔は、真夏の空よりも青く強く。











2014年8月19日病院 011

母が心と体を患ったのは2001年。 発病当時64歳だった母は、もうすぐ77歳になる。

息子が押す車椅子。 母は30キロもない。

2014年8月19日病院 013

病院のロビーでいつも見上げる淡墨の文字。

生きること、生かされること、生き抜くこと。 イノチについて、考える。


2014年8月19日あさごはんさんま 001

子供のころから夏休みは石巻へ来ていた。 

今年もさんまが朝ごはんに並ぶ。

2014年8月19日あさごはんさんま 002

叔父が庭で採ってきたみょうが。 お味噌汁にたっぷり入れる。

2014年8月19日ずいがんじ 002

滞在2日目、病院に寄った足でそのまま叔父の運転で松島・瑞巌寺へ。

2014年8月19日ずいがんじ 026

本殿は修復中。 代わりにいつも非公開の建物に入れる。

伊達政宗公のお位牌はこんなに立派。

おみくじ かずた

「おみくじ、ひこうかな」 だるまの中から中吉を得た息子。

2014年8月19日ずいがんじ 043

七転び八起き。 私の人生は転んでばかり。 それでも起こしてくれる人がいる。

2014年8月19日おひる 002

お昼にたべた牡蠣天丼。 三陸の海が衣の中で生きていた。

カキフライも生牡蠣も焼き牡蠣もオイル漬けも、牡蠣はみんな滋味深い。

2014年8月19日まつしま観光 003

日本三景、松島湾内1周50分の、遊覧船に乗る。

2014年8月19日まつしま観光 004

船内2階部分は追加料金を払う「グリーン席」。 

「チケットをずっととっておくよ。」 600円の贅沢を叔父も叔母もたいそうよろこんでくれた。

2014年8月19日まつしま観光 015

右に左に、島々を縫うように船が走る。

震災で形が変わった島もあれど、松島の風は変わらない。

船の中

叔父が28歳、叔母が19歳の時に結婚した夫婦。

捕鯨船の乗組員だった叔父。 46年間連れ添い、今も親戚の面倒をずっとみてくれる。

2014年8月19日まつしま観光 014

夏雲の白さと高さ、濃紺に光る水面。

人生を折り返した自分のこれからを、もう一度考えてみる故郷の海。


2014年8月19日焼肉 002

松島の帰り、インターチェンジを降りて大きなイオンに寄った。

毎日魚で、めったに肉を食べないはずなのに、和太のためにこの晩は焼肉にしてくれた。

みんなで

3日目の朝も、病院へ。 

母は麻痺したように首を横に振りながら、大きな目で私たちを見ていた。

寝たきりの状態の時もあれば、この日のように車いすに座れる時もある。

2014年8月18日びょういん 006

病室の鏡の前に飾られていた、母が活けたという花。 

病院内でお花や折り紙、看護師さんたちが助けてくださって「余暇」を楽しんでいるらしい。



昨日パリへ戻りました。

今日は雨の15度。 夏から秋へ、7時間の時差と1万キロの距離が季節を違うものに。


1か月ぶりに抱きしめた猫は、秋の麦わら畑のような香りがした。










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No title

今回のご帰国もお母さま孝行をされたようで
よかったですね。
ピノミホさんの記事を読んでいると
生きていくこと、年齢を重ねていくことを
考えさせられます。
私にも老いた母がいますが、これから先母と歩んでいく人生。
大切にしたいと思いました。
いつも、素敵なメッセージをありがとうございます。

トラちゃんに旅の疲れをいやしてもらってくださいね。

お母様とトラ

片方の元に行けば、片方が遠くなる。
一時でも大切な存在が一堂に会せるといいのにね。
そしてみほちゃん自身は、どちらとも離れた場所で勝負する。

親が小さくなること

☆鍵コメ うめ吉さん

お話聞かせてくださってありがとうございます。
うめ吉さんのお母様、おうちで療養されてご家族に大事にされて、とっても幸せだと思います。介護するのは本当に大変だし、家の中ではいろんな制約もあるけれど、うちの母も
心の中では横浜に帰りたいと思っているはず。
そのせいで、毛布をかんだり、暴れたり、いろんなことが起きているような気がして、実は見舞いに行くたびに私自身も凹みます。

今の状態では、うちの母はもう在宅看護はムリとわかっていても、コドモのようになっている母を見るのは本当に切ない。

親に大きくしてもらった自分が、小さくなっていく親を見守る。命を繋ぐことはそういうことなのでしょうね。 もともと元気な時から150cm、40キロぐらいの小柄なハハでした。

松島の名物はいろいろあり、息子が食べた海鮮丼も美味しそうでした。でも、なんといっても牡蠣天丼。いつかいらっしゃることがあれば、ぜひぜひ食べてみてください。



ネコに励まされています

☆夢人さん

温かいお言葉ありがとうございます。夏の日本で、アッサムちゃんブログは毎日拝見しておりましたが、コメントもできずすみません。 

母の状態は毎回違っていて、心安らかな時もあれば、鬼の形相の時もある。
話がまったく通じないときもあれば、細切れでも会話が少しだけ続けられる時もあり。

今回、私のことは認識できませんでしたが、唯一、孫である私の息子のことは名前も言えたし、「学校ちゃんと行ってる?」とまで言っていました。
前日に叔母が一生懸命すりこんでくれた記憶なんだろうなあと感謝しつつも、母は毎日ベッドの上でどうやってぼんやりと過ごしているんだろう、何を考えているんだろうと
答えの出ないことを病院の帰りにはつい考えてしまいます。

パリに帰ってトラが素直に甘えてくる様子を見て、私はこの子を守る責任もあるんだな、とあらためて感じました。 ネコ、いいですね。本当に、愛おしい。

みんなを見送るまで

☆南姫さん

大切なもの、守りたい人、続けたい仕事、自分自身の不安。
田舎に行って、帰りの新幹線は、実は一番ヘビーな時間。
それでも、大都会に戻ってくるころには、もう「今を一生懸命しかない」という気持ちに切り替えています。

母は心臓がとても強いので、危篤状態も何度も越えているし、震災でも生き残ったし、まだまだ生きられると思う。トラは20年以上、大事に私が可愛がる。
息子はあと数年で社会へ独り立ちさせたい。

みんなを見送る日がきて、自分だけのことを考えられる日が来たら、私は世界のどこにいるのかなって考えてもわからない。

気弱になると、トラがすりすりーって寄ってくる。気を強く持って頑張ろう。
南姫さんもね、おかあさまと向き合ってよく頑張っているね。心から尊敬します。

No title

大きい和太君に押されて車椅子に座るお母様は一際小さく見えるね。

未来を頑張って生きる世代と過去の時代に頑張ってくれた世代、その真ん中で今今必死に踏ん張るミホちゃん、いつも前向きで正直で、辛くても人を思い遣って逃げずに立ち向かう、ホントに偉いと思う。

あーキツイ、投げ出したい!!と思う事も沢山あるけど、頑張ってる姿を見て自分を戒めておりまするよ。

日本も急にここ2,3日涼しくなってるよ~。風邪引かないように、体調整えてねー

いつもアリガトウ

☆Yuki ちゃん

母はもともと小さかったけど、病気になってからますます小さくなった。
私が高校生の頃、部活終わって夜の9時頃に帰宅すると、大量のごはんを作って待っていてくれたなあ、と今でも思いだす。
中1の時に父が亡くなり、それ以降は祖母と母と私で暮らしてた。祖母も母も、私にいっぱい食べさせることを生きがいにしているようだった。

今でも私が食べることに夢中で、どこまでも食いしん坊な人生なのはあの時の「すりこみ」のおかげかも。

Yuki ちゃんはお母さまを大事にして、ネコもいっぱい愛して、そして仕事も負けん気を強く持っていつも世界へ目を向けているよね。戦闘モード、自分とずっと戦いながら、
勝たなくてもいいけど負けちゃいけない。

いつかYuki ちゃんが言っていた、仕事しながら死にたいっていう言葉、私もまさに同感です。

パリはちょっとだけ夏が盛り返して、かろうじて日中20度前後の日もある。
日本も一気に秋めいたと聞いているけど、Yuki ちゃんも元気でね。




プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満16年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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