霧が晴れたら

2014年12月14日ラスパイユブロカント 003

朝から濃霧、冷え込みも厳しかった日曜日。

いつものヴァンヴではなく、ラスパイユでこの日だけ開催されたガラクタ市へ。


バスを降りて歩いた道には、枯れても存在感のある大きな葉が。



2014年12月14日ラスパイユブロカント 001

日曜日で閑散としたオフィスビルのウインドウ、しっかりノエル。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 005

ラスパイユ大通りから、エドガー・キネの通りに折れる。横はモンパルナスの墓地。

モンパルナスタワーの上層階は、完全に霧の中。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 006

外気温2度。カフェのテラスは椅子だけが寒さに耐えていた。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 008

遊歩道に、いくつもの露店が並ぶ。 最初に目に留めたのは銀のスプーン。

ガトーショコラやタルトに粉糖をふるための繊細な細工が施されている。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 007

乳幼児用の食事椅子。 これに座った子どもは、今、どんなおじいさんになっているのだろう。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 009

店番もひやかしも、ダウンを着てモコモコになっている。 かじかむ手でお宝を探す。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 010

まるで引っ越しのような品揃え。 スーツケースから鳥かご、家具、車には洋服もぶらさがる。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 011

好きな茶色と柄に一瞬で魅了されたタイル。

裏を見ると、ロワールのGIEN製。 だれかのキッチンの壁に並んでいたのだろうか。

状態の良いものを3枚選んで購入。

「ワインボトルを置いたり、コースターにしたらいいよ」

2014年12月14日ラスパイユブロカント 012

おもちゃの食器棚も、お人形たちも、ずっと昔の誰かの宝物。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 013

おままごと道具も、本物の陶器。 そして、色合いが絶妙だ。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 014

手袋を外して、ポスターを見ていたらしもやけになりそう。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 015

いつもは日向ぼっこに使われる椅子も、この日は品物が並ぶ。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 016

レトロな音楽が流れていた。 立ち止まって聴いていたら、古いテレビ番組の主題歌だと教えてくれた。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 017

ガラクタ市は200mほどで終わり、パリの前衛アーティストの屋台も連なる。

2014年12月14日ラスパイユブロカント 024

バス停のそばまで来たら、空が晴れて、視界がどんどん開けてきた。

今なら59階の屋上からパリが一望できる。1970年に建てられたタワーをあらためて見上げる。

すぐ近くに住んでいるのに、ここに上ったのは1度きり。 

2014年12月14日戦利品 007

家に戻って、戦利品を眺めてみる。 1954年のCARNET MEDICAL。

この年生まれの、整形外科の先生へ。

2014年12月14日戦利品 002

シャンパーニュ地方の焼き物。 葡萄の粒の部分はくぼみになっている。

エスカルゴを並べたらどうだろう。 



あの時に、あの想いで。

手にした場所、会話、自分の状態がひとつひとつのモノに記憶として刻まれていく。


霧も靄も、怖くない。 「好き」を見つける12月の散歩。








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No title

いつも抜群の感性でモノが生きてきた時間に寄り添うミホさま。
葡萄のお皿のくぼみにエスカルゴ、物語性のある素敵なマリアージュだと思います。

風景が

大人のお洒落な街ですね。
霧に隠れる高層ビルも神秘的。銀のスプーンは絵本の中から出てきたみたい。

そして選ばれたお皿も、きっと素敵なレシピが乗せられるんだろうなぁ、ってなぜか私までワクワクしてしまいました♪

こんなに楽しそうな露店が並んでいたら、寒くてもお出かけできちゃいますね。
夢のある景色をありがとうございました♪

骨董市

☆ Vin d'Anges さん

日本全国だいぶ冷え込んであちこち雪のようですが、宇治はいかがでしょう。
宇治橋からの眺めを今、思いだしながら、パリは今日も朝から雨音。

いつか日本で、「東寺」の骨董市に行ってみたいと思っています。
パリの蚤の市とはまた違った趣の、江戸時代の遊び心を感じる「うつわ」が欲しい。

Vin d'Anges さんが巴里に来られる3月、一緒に蚤の市散歩も出来たら楽しいですね。

葡萄、ワイン関連のものに、ついつい手が伸びてしまいます。この葡萄皿は、シャンパーニュの
CRAMART村で描かれたもので、裏に作者のサインが入っています。ほどよい深さもあり、直径は24cmぐらい。これが驚きの5ユーロでした。 



パリ市内南部

☆トランママンさん

このあたり、パリの南部になります。14区~15区界隈。モンパルナスタワーは作られてからもう40年以上経つのですが、100年越えの石造りの多いパリでは特異なビル。 夜になると、今、赤や青にライトアップされて、宇宙に続く巨大なロケットのよう。我が家のキッチンの窓から見えるので(徒歩8分)、
明け方、トラに朝ごはん~~~って起こされて、真っ暗な中で見ることも多いです。

葡萄の皿は、まだ実際に料理を盛り込んではいないのですが、手にとったときのほどよい重量感、素朴な質感、立体感、どこも欠けていない状態の良さなど、とても気に入りました。

今日はパリから30分ほど郊外線に乗って出かけてきます。

見つけ上手

ピノミホさんは、本当に見つけ上手ですよね。
蚤の市にご一緒すると、あ、これはあの人に、
これは~さんに、と、一人一人にぴったりの素敵な掘り出し物を
次から次へと見つけていく姿に、いつも感服しています。

今度こそ、東寺の弘法市、行きましょうね^^
楽しみにしています。

こちら奈良もとても寒くなりました。
もうすぐクリスマス。。。

今年も、TRES JOYEUX NOEL !

次も一緒にね

☆ Florileges*S さん

コメントのお返事がとても遅くなりごめんなさい。昨日まで今月は猛然と働いておりました。

蚤の市で誰かに何かを見つけるのは、いつもかなり自己満足の世界なんだけど、差し上げたときの笑顔を想像しながら、見つけるようにしています。

ヴァンヴもまた Florileges*S さんと歩きたいし、東寺もぜひとも。

今年は日本のほうがきっとパリよりも毎日寒いと思います。
今日、ボーグルネルに行ってきたけど、外気温は14度。ノエル前でどこのお店もごった返していて、レジで汗だくの行列でした。
プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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