猫脚の椅子

IMG_1952.jpg

長い間、探していたものに今週末、出会う機会があった。

猫脚のクラシックな椅子。


地元パリ15区、14区の商店街で開催されたフリーマーケット。

これは売り手のご夫妻の叔父様の別荘に置かれていたものだそう。









IMG_1961.jpg

年末に大掃除をする日本と異なり、フランスは春先。
気候のいいこの時期、ガラクタを持ち寄ってお祭り気分の整理。

パン屋さんもこの日は歩道に特別出店。

IMG_1967.jpg

住民が事前に申し込みをし、ブースを低料金で確保する。

1日だけ9時~18時のフリマ、早い時間から大盛況。


IMG_1962.jpg

この日最初に掘り出したのは真鍮の「愛」。


IMG_1968.jpg

続いて、フランスのことわざが書かれたプレートを手に取る。

「意味わかる? 今日をしっかり生ききってね」 とにこやかに言われる。


IMG_1964.jpg

家族で参加している売り手さんがほとんど。 

ムッシューもマダムもどんどん売って、どんどん包む。


IMG_1969.jpg

カフェの手前に、こんな落書き。 朝10時からグラスをかたむける文化。

IMG_1972.jpg

小さな男の子が自分でおもちゃを見つけてパパにおねだり。

IMG_1977.jpg

ちょっと昔のタイプライターや

IMG_1978.jpg

これはまさかの信号機。

IMG_1979.jpg

店番をしながら漫画を読みふける弟を見守るお兄ちゃん。

IMG_1981.jpg

この商店街は、いくつかの個所にだまし絵がある。

IMG_1983.jpg

気が付けば、歩けないほど混んできた。

IMG_1984.jpg

連れ帰ったものたち。

居住区の郵便局職員が年末に配り歩くカレンダー。

中は生活便利帳になっており、パリ周辺の地図やメトロ路線図、毎日の日の出、日の入り、
聖人の名前などが書かれた紙が挟んである。

IMG_1985.jpg

ブリキ製のマルセイユ石鹸の小さな看板。

IMG_1986.jpg

猫柄の白い皿。 3枚で2ユーロ。

IMG_1945.jpg

魚料理用の平たいナイフ、8本見つけ。

閉店になったカフェの店長が「まとめて持っていって」と。

シンプルなナイフ&フォーク12本セットと一緒に10ユーロで。

IMG_1989.jpg

家に戻って、壁掛けを磨くとトラがすぐさま、寄ってくる。



パリに住んでから、この界隈を離れたことが一度もない。

ずっと同じ建物の中で2回引っ越しをして、変わらぬ空気を吸っている。




いつの日か、日本へ引き揚げる時が来ても、猫脚の椅子は連れ帰ろう。

誰も座っていなくても、穏やかな存在感が私を見ていてくれる。




またいくつも、宝物の増えた週末。

パリを生きる大切なパートナー。









スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

うわ~♪素敵♪素敵~♪ヾ(*´Д`*)ノ
わたしもこの椅子、すっごい好きです~♪
この素敵な椅子に座った人たちの歴史さえ感じられるような重厚感!@@
トラちゃんもお気に入りの様ですね♪(●・´艸`・)、;'.・ ププゥ
マルセイユ石鹸のブリキの看板も可愛いし!
お写真通していつもワクワク♪
楽しくなっちゃいます~♪ヾ(*´▽`*)ノ

No title

なんかトラ君も楽しそう
「宝物」たちが過ごしてきた空気を
トラ君も一緒に感じてるのかな

今のところ

☆ りえりん♪ さん

専用の爪とぎでは爪を研がず、家具で爪とぎが大好きなトラも、今のところまだこの椅子で爪を研いでいる気配はありません。座って寝てる様子もなく。

ブリキの看板のイラストは絵葉書になったり小さなトレイになってお土産やさんでも売られている人気の柄です。
日本式に言うならば、田舎のよろづやにあるボンカレーの看板のような意味合いかもしれません。


たいがい

☆とら猫の母さん

家に何かを私が蚤の市から連れ帰ると、まず匂いを嗅いで触りまくり、あとはシラっとしています。サイドボードの上などもひょこひょこ上って歩いていますが、
上手いこと雑貨を避けて倒すこともなく。 仔猫時代のほうが、走り回っていろんなものを破壊してくれましたが、今は少しは考えて動くようになったのかも。

とら猫の母さん家のトラちゃんのモフモフを見て、私もモフモフ熱が高まり、昨日はこれでもかモフモフ攻撃をしてました。 
この毛皮、なみなみならぬ気持ちの良さですね。

目利き!

ピノミホさん、

うわ~、あの通りがフリーマーケットになるのですね!
いいですね~、このお祭り気分な雰囲気。
行きたかったな。

私のお気に入りは、トラ猫子猫の白いお皿に、
マルセイユ石鹸の看板。
絵本も可愛い!
ピノミホさんが、たくさんの中から、これぞ!というものを
見つけ出す天才ですよね。
蚤の市歩きでも、ウィンドーショッピングでも、
いつも感心しています^^

また、秋に一緒に歩いてね~。
その前に、京都の東寺ね!

照れます

☆ Florileges*S さん

センス抜群の Florileges*S さんに「天才」とのせていただき、ますます蚤の市熱が高まってしまいそうです。高級品には目が行かず、ガラクタには吸い寄せられ。
それで十分楽しめるところが、蚤の市やフリマの楽しみですね。

売り手も買い手も知り合い状態の商店街で、箱をあさってる人たちがみんな幸せそうで、リサイクル的な意味合いを強く感じました。
モノを捨てることよりも、使えるものは使ってもらう的な考え方ですね。



プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク