水無月の終わるころ

お手紙

少し前に和紙に書かれたお手紙をいただいた。

封を開くと、丁寧に折りたたまれた書状と小さなお香。



フランスに居ながらに、今まで経験したことのない茶懐石のおよばれ。



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パリ郊外セーヌ沿いの高台にあるY子さん宅は、眼下に花の都が広がる。

春にはお庭でのお花見に誘っていただいた。

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6月最後の月曜日のお昼。

Nちゃん、Mちゃん、Mちゃんの赤ちゃんと一緒に窓辺のテーブルへ。


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「懐石」とは、修行中の僧侶が温めた石を懐に抱き、一時空腹をしのいだことからきている言葉。

現在では茶事でいただくお料理で、心身ともに味わう真心のおもてなし。


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裏千家の飯の盛り方は、横一文字。

懐石のはじまりは、みそ仕立ての汁と白いごはん。向付から。

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青竹の御取り箸が清々しく、見事な絵柄の器に盛り込まれた鴨肉の煮物。

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焼き物は細かく包丁が入った米茄子。

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器は料理に着せる着物。

紅色の塗りのお椀は、目にも美しく、手にも優しい。


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Y子さん手作りの水饅頭の後、

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茶会のハイライト、濃茶をゆったりと。

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干菓子の後に、薄茶を立てていただき、気が付けば3時間が過ぎていた。



Y子さんが長年たずさわっておられる茶の道。

花鳥風月を愛で、自然な四季を感じ、向き合う方々に心を入れる。



記憶に残るおもてなし。

学び多き上質な日本の美。


Y子さん、これからもたくさんのことを教えてください。

興味が広がる夢の時間をありがとうございました。










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幸せな時間でしたね☆

実保さんと過ごすYさんの最高のおもてなし懐石
ここはどこ?本当にフランス?なにかパリを支配したみたいな気持でしたw
大好きな人々と頂いたあの味、あの時間一生忘れません。
お誕生日おめでとうございます☆

絶景

☆ nagisa ちゃん

本当に楽しく、そしてとっても勉強になった時間でした。
あの優雅なお昼は決して忘れない。
「パリを支配」、まさにね、角度的にもあの眺望はパリを両手で奪えるような錯覚。

Y子さん、Mちゃん、nagisaちゃんとの出会いで私のフランス生活、ますます充実中。
いつも本当にありがとう。

お誕生日のブーケも感動でした。今日の夕方ブログを書こうと思っています。

プロフィール

Author:ピノミホ
趣味から始めたワインの勉強、人と語らうことが大好きでおもてなしを積み重ねた経験、それらを集結して「CEPAGE」を実らせて満17年を迎えました。
小さなサロンのテーブルに、今日も美味しいお皿を運んでいます。

ワインの熟成と同じように、ゆっくり、味わい深い時間を過ごせる日々を願って。

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